サムスン電子、5G対応チップセットSamsung Exynos 880を発表
- 2020年05月25日
- その他モバイル端末
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は携帯端末向けチップセット「Samsung Exynos 880」を発表した。
8nm FinFETプロセス技術を採用したチップセットである。
CPUは64bit対応でオクタコアとなり、デュアルコアのArm Cortex-A77とヘキサコアのArm Cortex-A55で構成される。
動作周波数はArm Cortex-A77が2.0GHz、Arm Cortex-A55が1.8GHzとなる。
GPUはARM Mali-G76 MP5を搭載している。
ディスプレイの解像度はFHD+(2520*1080)まで対応できる。
カメラの画素数は最大でシングルカメラが約6,400万画素、デュアルカメラが2個の約2,000万画素までとなる。
システムメモリはLPDDR4x、ストレージはUFS 2.1またはeMMC 5.1の採用が可能である。
Bluetooth 5.0、無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、FMラジオも利用できる。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式にも対応したマルチモード通信モデムを統合している。
NR方式はスタンドアローン(SA)構成およびノンスタンドアローン(NSA)構成の両方に対応したデュアルモード5Gで、周波数はサブ6GHz帯に対応する。
NR方式の通信速度は下り最大2.55Gbps/上り最大1.28Gbpsとなり、NSA構成で第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と同時通信するE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用すると通信速度は下り最大3.55Gbps/上り最大1.38Gbpsとなる。
LTE方式ではLTE DL Category 16およびLTE UL Category 18に対応し、通信速度は下り最大1Gbps/上り最大200Mbpsである。
ミッドレンジのスマートフォンをはじめとする携帯端末向けのチップセットとなり、発表日を基準にまずは中国のvivo Mobile Communication (維沃移動通信)がSamsung Exynos 880を採用するスマートフォンを発表した。
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