Tele2がスウェーデンとラトビアで5G国際ローミングを開始
- 2020年06月03日
- 海外携帯電話
スウェーデンのTele2 ABはスウェーデンとラトビアの間で第5世代移動通信システム(5G)の国際ローミングを提供すると発表した。
スウェーデンの移動体通信事業者(MNO)であるTele2 Sverige ABとラトビアの移動体通信事業者であるSIA Tele2は5Gの国際ローミングに関する協定を締結したという。
これにより、2020年6月2日からTele2 Sverige ABの5Gサービスの加入者はラトビアへ渡航時にSIA Tele2の5Gネットワークを、SIA Tele2の5Gサービスの加入者はスウェーデンへ渡航時にTele2 Sverige ABの5Gネットワークを国際ローミングで利用できる。
Tele2 Sverige ABおよびSIA Tele2はいずれもTele2 ABの完全子会社で、いずれも5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスを提供している。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、NR BandはFR1のn78で共通となる。
Tele2 ABが本拠を置くスウェーデンに先立ち、まずはラトビアでSIA Tele2が2020年1月20日に5Gサービスを商用化し、当初はダウガフピルスおよびイェルガヴァの一部を5Gサービスの提供エリアとする。
Tele2 Sverige ABは2020年5月24日に5Gサービスを商用化しており、まずはスウェーデンの首都・ストックホルムの都心部で5Gサービスを提供し、2020年6月24日にはヨーテボリおよびマルメの一部にも拡大する予定である。
なお、スウェーデンではTele2 Sverige AB、ラトビアではSIA Tele2が最初に5Gサービスを商用化した移動体通信事業者となり、5Gの国際ローミングもそれぞれスウェーデンとラトビアの移動体通信事業者としては初めて提供することになる。
Tele2 ABは北欧およびバルト諸国に注力する方針を採用しており、スウェーデンやラトビアのほかにエストニアやリトアニアでも完全子会社を通じて移動体通信事業を手掛ける。
将来的にはエストニアやリトアニアでも5Gを導入する計画である。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。