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台湾でSHARP AQUOS R5Gを発売へ、SH-R50がNCCを通過



SHARP製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SH-R50」が2020年6月5日付けで国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)の認証を通過した。

認定番号はCCAM204G0050T1。

モバイルネットワークはLTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/ 1800(B3)/900(B8)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII) MHz, GSM 900 MHzで認証を受けている。

Bluetooth、無線LAN、NFCの周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応しており、2.4GHz帯に加えて5GHz帯の無線LANも利用できる。

SH-R50は未発表端末の型番である。

SHARPの型番規則ではSH-Rから始まる型番はSHARP AQUOS Rシリーズのスマートフォンに付しており、またSHARP製でIEEE 802.11axに対応するスマートフォンはSHARP AQUOS R5Gのみであるため、一連の状況からSH-R50はSHARP AQUOS R5Gの型番のひとつとなる可能性が高い。

国家通訊伝播委員会は電気通信分野の規制を司る台湾の政府機関で、スマートフォンを含めた携帯端末を台湾で正規に販売するためには国家通訊伝播委員会の認証を取得する必要がある。

SH-R50が国家通訊伝播委員会の認証を取得したことから、SHARPは台湾でSH-R50を発売するための準備を進めていることは確かと分かる。

SHARP AQUOS R5GはSHARPにとって最初の第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応したスマートフォンである。

まずは日本でSHARP AQUOS R5Gを販売しており、NR方式に準拠した5Gサービスを商用化したNTT DOCOMO、auを展開するKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)、SoftBankが取り扱う。

台湾では2020年7月より一部の移動体通信事業者(MNO)が5Gサービスを商用化する予定で、SHARPは5Gサービスの商用化に合わせて台湾でもSHARP AQUOS R5Gを発売する可能性がある。

これまでに、台湾の移動体通信事業者としてはChunghwa Telecom (中華電信)とFar EasTone Telecommunications (遠傳電信:FET)が5Gサービスのライセンスを国家通訊伝播委員会より取得している。


国家通訊伝播委員会

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