Rakuten Mini、技術基準への不適合等事例に掲載
- 2020年07月31日
- Rakuten-総合
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波利用ホームページを通じて公開している特定無線設備の基準認証制度における技術基準への不適合等の事例にRakuten Mobile (楽天モバイル)が発売した中国のShenzhen Tinno Mobile Technology (深圳市天瓏移動技術)製のスマートフォン「Rakuten Mini (C330)」を掲載したことが分かった。
総務省では電波利用ホームページで特定無線設備の基準認証制度における技術基準への不適合等の事例を掲載しており、新たにRakuten Mini (C330)が追加されている。
対象の特定無線設備名(型式または名称)はC330、認証取扱業者等はRakuten Mobile、電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号は201-190492、201-190977、201-200399である。
概要は対象のスマートフォンで工事設計認証に合致していない個体や紛らわしい表示をしていた個体を製造および販売していたことが判明したもので、対応は認証取扱業者のRakuten Mobileにおいて改善がなされるようソフトウェアのアップデートを実施した。
また、総務省はRakuten Mobileが掲載したRakuten Mini (C330)の認証番号と対応周波数の変更に関して告知したページも案内している。
Rakuten Mini (C330)には製造時期によって対応周波数が異なるタイプ1、タイプ2、タイプ3が存在し、対応周波数を変更後も消費者に対応周波数の違いを説明せずに販売していた。
タイプ1では工事設計認証を取得していたが、誤ってタイプ2の工事設計認証番号を表示しており、紛らわしい表示をしていた個体に相当する。
タイプ2では工事設計認証を取得し、正しく工事設計認証番号を表示していたため、法令遵守の観点では問題ない。
タイプ3では工事設計認証を取得せずに、タイプ2の工事設計認証の番号を表示しており、工事設計認証に合致していない個体にあたる。
総務省はタイプ1とタイプ3に関しては法令遵守に問題があると判断しており、また対応周波数を変更後のタイプ2とタイプ3に関しては利用者利益の保護の観点から問題があると判断し、2020年7月10日付けでRakuten Mobileに対して厳重注意を実施した。
Rakuten Mobileは総務省の要請に基づき、2020年12月末日まで毎月の取組状況を報告する必要がある。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。