フィリピンのGlobe Telecom、モバイル向け5Gを提供開始
- 2020年08月06日
- 海外携帯電話
フィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるGlobe Telecomは携帯通信用途で第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始した。
Globe Telecomは2019年7月27日に5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスを商用化しており、東南アジアで初めて5Gサービスを商用化した移動体通信事業者となった。
ただ、5Gサービスは商用化の当初より固定通信用途に限定して提供してきた。
1年以上も固定通信用途に限定していたが、2020年8月6日より携帯通信用途でも提供を開始した。
まずはGlobeブランドのポストペイドプランが5Gサービスに対応し、将来的にはGlobeブランドとTMブランドのプリペイドプランも対応する予定であるが、具体的な時期は示していない。
第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に対応したSIMカードであれば自動的に5Gサービスが有効化される。
提供エリアはマニラ首都圏の一部に限定しており、段階的に拡大する計画である。
2020年8月6日の時点ではマカティ市のバレーロ通り、マカティ市およびタギッグ市のボニファシオ・グローバル・シティ地区、ケソン市、マンダルヨン市、パシッグ市のオルティガス・センターのマルバール通りが提供エリアとなっている。
携帯通信用途の5Gサービスに対応した端末としては複数のスマートフォンを取り扱い、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI Mate 30 Pro 5G、HUAWEI P40、HUAWEI P40 Pro、HUAWEI P40 Pro+、HUAWEI nova 7 5G、HUAWEI nova 7 SE 5G、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のOPPO Find X2 Pro、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 Ultraを販売している。
なお、Samsung Galaxy S20 Ultraの場合はSamsung Electronicsが提供するソフトウェアのアップデートを適用する必要がある。
ほかにSamsung Electronics製のSamsung Galaxy Note20およびSamsung Galaxy Note20 Ultraも取り扱うことが決まっている。
これまでに、フィリピンの移動体通信事業者としてはGlobe TelecomのほかにSmart Communicationsが5Gサービスを商用化した。
Smart Communicationsは2020年7月30日に商用化しており、当初より携帯通信用途でも提供している。
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