ルクセンブルクの携帯電話事業者Tangoが5Gサービスを商用化
- 2020年10月24日
- 海外携帯電話
ルクセンブルクの移動体通信事業者(MNO)でTangoとして展開するProximus Luxembourgは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2020年10月23日より5GのNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。
まずはルクセンブルクの首都・ルクセンブルク市の一部が5Gサービスの提供エリアとなり、2021年より南部のほかの主要都市にも拡大する計画である。
5G for allを掲げてすべてのポストペイドプランおよびプリペイドプランで追加料金なく5Gサービスを利用できる。
第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に準拠した4Gサービスを利用できるSIMカードまたはeSIMの場合はSIMカードなどを交換する必要はない。
5Gサービスに対応した端末として複数のスマートフォンを取り扱い、2020年10月23日の時点では米国のApple製のiPhone 12およびiPhone 12 Pro、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5G、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi 10 Lite 5Gが対応する。
ほかにSamsung Electronics製のSamsung Galaxy S20 FE 5G、Samsung Galaxy Note20 5G、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5Gはソフトウェアのアップデートを通じて対応する見込みである。
なお、iPhone 12およびiPhone 12 Proの取り扱いは2020年10月23日に開始しており、iPhone 12およびiPhone 12 Proの発売と同時に5Gサービスを商用化したことになる。
Proximus Luxembourgは5G向け周波数として700MHz帯の10MHz幅*2および3.5GHz帯の100MHz幅を取得し、NR Bandは700MHz帯がFR1のn28、3.5GHz帯がFR1のn78となっている。
帯域幅が狭いn28を5G Fast、広い帯域幅を確保したn78を5G Maxと呼称している。
NR方式はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用しており、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用時の下りの通信速度は5G Fastが250Mbps、5G Maxが1.5Gbpsに達するという。
ルクセンブルクの移動体通信事業者としてはPOST Telecomが最初に5Gを導入しており、Proximus Luxembourgは2番目に5Gを導入したことになる。
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