NECとAnalog Devices、楽天モバイル向け5G無線機の開発で協業
- 2020年10月24日
- Rakuten-総合
NEC Corporation (日本電気)および米国のAnalog DevicesはRakuten Mobile (楽天モバイル)向けに供給する第5世代移動通信システム(5G)の無線機の開発で協業したと発表した。
Rakuten Mobile向けに供給する5Gの無線機において大規模MIMO (Massive MIMO)アンテナの開発で協業しており、Analog Devicesが開発した第4世代広帯域RFトランシーバのソリューションを採用したという。
5Gの無線機にAnalog Devicesのソリューションを採用したことで、システム設計の簡略化、本体サイズの小型化および軽量化、消費電力の低減を実現できたと説明している。
NEC CorporationおよびAnalog Devicesが開発で協業した5Gの無線機は完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークに対応した5Gオープン仮想化RANインターフェイスを具備しており、大規模MIMOおよびデジタルビームフォーミング技術を適用して効率的な大容量伝送を実現する。
周波数はサブ6GHz帯の3.7GHz帯に対応しており、NEC CorporationはすでにRakuten Mobile向けに出荷を開始しているという。
なお、Rakuten Mobileは2020年9月30日の15時30分より5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始した。
2020年9月30日の時点では通信速度が下り最大870Mbps/上り最大110Mbpsにとどまるが、2020年11月中には下り最大2.8Gbps/上り最大275Mbpsに高速化する予定である。
周波数は3.7GHz帯およびミリ波(mmWave)の28GHz帯を使用する。
3.7GHz帯に対応した無線機はNEC Corporationより調達しており、28GHz帯に対応した無線機は米国のAirspan Networksより調達している。
また、3.7GHz帯に対応した無線機はNEC CorporationとRakuten Mobileが連携して開発を進めてきたことも分かっている。
日本国内で開発および製造しており、NEC Corporationの完全子会社であるNEC Platformsの福島事業所で量産を行う。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。