AQUOS sense5Gと思われるSHARP製スマホがFCC通過
- 2021年01月14日
- docomo-SHARP, KDDI-SHARP
SHARP製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「HRO00291」が2021年1月11日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDはAPYHRO00291。
モバイルネットワークはLTE (FDD) 850(B5)/700(B12/B17) MHz, W-CDMA 850(V) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。
Bluetooth、無線LAN、NFCの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応し、周波数は2.4GHz帯と5GHz帯を利用できる。
HRO00291はSHARP AQUOS sense5Gに該当すると思われる。
FCCでは電池パックの容量が記載されており、4570mAhとなっている。
SHARP製で発売前のスマートフォンとしてはSHARP AQUOS sense5Gが4570mAhの電池パックを内蔵している。
SHARP AQUOS sense5GはNTT DOCOMOよりAQUOS sense5G SH-53A、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)よりauのラインナップ向けにAQUOS sense5G SHG03として発表されており、いずれも2021年春に発売する予定である。
FCCの認証を通過した時期および発売の時期を考慮しても、AQUOS sense5G SH-53AとAQUOS sense5G SHG03のいずれかまたは両方に該当すると推測できる。
SHARPの場合は異なる製品型番でもハードウェアを共通化し、同一の機器として認証を取得する事例が増加傾向にあるため、AQUOS sense5G SH-53AとAQUOS sense5G SHG03の両方に該当する可能性は十分に考えられる。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式をはじめとして日本の移動体通信事業者(MNO)が運用する周波数ではFCCで認証を受けていないが、米国の政府機関であるFCCでは米国で利用できる周波数が認証の対象となる。
そのため、FCCの通過に伴い米国で利用できる周波数は判明したと言えるが、端末本体が対応する周波数を完全に特定することはできない場合が多い。
なお、ラベルは電子表示を採用しており、FCCでは電子ラベルを表示したスクリーンショットと表示の方法が公開されている。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。