au向けのマルチキャリア対応端末CDMA TSX06が技適通過!!
- 2010年07月13日
- KDDI-TOSHIBA
NTT docomoは今年の冬にLTEサービスを開始して通信速度を向上するが、KDDIも通信速度を向上させるために現行のEV-DO Rev.Aをマルチキャリア化することを明らかにしている。
2010年後半からマルチキャリア化し、下り最大9.3Mbpsを実現する。
因みに、KDDIもdocomo同様にLTE導入を明らかにいているが、LTE導入は2012年を予定している。
2010/07/13に、5月に技適を通過した端末の公示があった。
東芝製の「CDMA TSP04」と「CDMA TSX06」が第2条第11号の8の2に規定する特定無線設備という無線種別で技適を通過していることが判明した。
第2条第11号の8の2に規定する特定無線設備という無線種別はCDMA2000(EV-DOマルチキャリア)移動局という無線設備のことを指し、マルチキャリア対応端末であることが分かる。
CDMA TSX06だけでなく、CDMA TSP04も第2条第11号の8の2に規定する特定無線設備という無線種別で通過しておりマルチキャリアに対応しているが、過去の型番を見ても分かるようにCDMA TSP0Xという端末は製品化されていないようで試作機であることが濃厚かと思われる。
第2条第11号の8の2に規定する特定無線設備という無線種別では下記の周波数で通過している。
G1A, G1B, G1C, G1D, G1E, G1F, G1X, G7W
800MHz帯 2又は3の搬送波を送信するもの
a.隣接しない1の搬送波を送信 824.76~829.23MHz(30kHz間隔150波) 0.132W
b.隣接する2の搬送波を送信 825.375~828.615MHz(30kHz間隔109波) 0.132W
c.隣接する3の搬送波を送信 825.99~828.00MHz(30kHz間隔68波) 0.132W
2GHz帯 2又は3の搬送波を送信するもの
a.隣接しない1の搬送波を送信1925.75~1939.25MHz(50kHz間隔271波) 0.021W
b.隣接する2の搬送波を送信1926.375~1938.625MHz(50kHz間隔246波) 0.132W
c.隣接する3の搬送波を送信1927.00~1938.00MHz(50kHz間隔221波) 0.083W
というわけで、800MHz帯と2GHz帯で通過しているので、800MHz帯と2GHz帯を使うようである。
マルチキャリアに対応していることが判明したCDMA TSX06は当然ながら未発表端末である。
CDMA TSX06という型番はiidaシリーズに与えられる型番である。
因みに、Bluetoothに対応で無線LANには非対応である。
iidaシリーズなので、秋-冬モデルとは別に発表会があるのではと推測する。
もしかしたら、iidaシリーズの端末がマルチキャリア対応端末第一号となるかもしれない。
docomoのスマートフォンやLTE端末がかなり注目されているが、auのマルチキャリア対応端末からも目が離せないでしょう。
■関連記事
・技適更新!!docomo向けはLTE端末やソニエリ製端末も通過!!
http://ameblo.jp/povtc/entry-10571019984.html
・技適更新!!SoftBank向けは840Pp等が通過!!
http://ameblo.jp/povtc/entry-10571009772.html
・技適更新!!au向けはマルチキャリア対応端末も登場!!
http://ameblo.jp/povtc/entry-10571004891.html
・Xperia X8か!?ソニエリ製端末がdocomoの周波数で技適通過!!
http://ameblo.jp/povtc/entry-10589418652.html
・富士通とLGがdocomo向けLTE端末投入へ準備が着々!!
http://ameblo.jp/povtc/entry-10589374425.html
・総務省電波利用ホームページ
http://www.tele.soumu.go.jp/index.htm
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。