マカオの中國電信(澳門)が2022年中に5Gを商用化
- 2022年11月13日
- 海外携帯電話
中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (中国電信)の子会社でマカオ特別行政区の移動体通信事業者であるChina Telecom (Macau) (中國電信(澳門))は2022年中に第5世代移動通信システム(5G)を商用化することが分かった。
China Telecom (Macau)は5Gの免許の取得に伴い公式声明を発出しており、2022年中に5Gを商用化すると案内している。
詳細な日程は確定していないが、2022年11月もしくは2022年12月には5Gを商用化することになる。
すでにスマートフォンをはじめとする5Gに対応した携帯端末を販売しているが、米国(アメリカ)のApple製の携帯端末は2023年第1四半期にソフトウェアのアップデートを通じてChina Telecom (Macau)の5Gに対応する見込みという。
China Telecom (Macau)は第197号行政長官指示に基づき5Gの免許を取得した。
5Gの免許は2022年11月8日から8年間にわたり有効となっている。
5Gの免許の要件に基づき2022年11月8日から12か月以内に5Gを商用化する必要がある。
5Gでは免許の取得から商用化まで12か月間の準備期間を設けているが、China Telecom (Macau)は翌月末までに5Gを商用化することになる。
5Gの無線方式はNR方式を導入することが決定している。
NR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成およびノンスタンドアローン(NSA)構成のデュアルモードで運用する。
周波数および帯域幅は3.5GHz帯の100MHz幅を使用する計画である。
NR BandはFR1のn77もしくはn78を導入できるが、世界的に主流で親会社のChina Telecomも導入したn78を採用すると思われる。
5Gの通信速度は下り最大1.34Gbps/上り最大140Mbpsとなる。
表記の通信速度は理論値で、将来的に高度化技術の導入などで高速化する場合があることに留意しておきたい。
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