HTCが日本のローカル5G市場に参入
- 2023年07月17日
- Local 5G
台湾のHTC Corporation (宏達国際電子)の日本法人であるHTC NIPPONは日本のローカル5G市場に参入すると発表した。
HTC Corporationは完全子会社で台湾のREIGN Technology Corporation (智宏網)を通じて可搬型プライベート5Gソリューションを展開している。
HTC NIPPONは日本の営業窓口としてREIGN Technology Corporationのソリューションを取り扱う模様である。
REIGN Technology CorporationはG REIGNSとして事業を行う。
複数のベンダから調達した通信設備を組み合わせてソリューションとして提供するため、REIGN Technology Corporationはシステムインテグレータとして機能することになる。
REIGN Technology Corporationのソリューションは可搬型で、迅速に第5世代移動通信システム(5G)を構築することができる。
5Gの無線方式はNR方式に対応している。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成となる。
ソリューションを構成する通信設備はオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)の標準仕様の策定や推進を行う標準化団体であるO-RAN ALLIANCEの標準仕様に準拠する。
小規模で私用の5Gを構築するために特化しており、日本ではローカル5Gが最も適した用途となっている。
そのため、HTC NIPPONは日本のローカル5G市場に参入すると案内してローカル5G向けに営業することになった。
HTC Corporationは携帯端末事業の不振などで業績の低迷が続いており、新規事業の機会を模索している。
5Gのソリューションは2022年に新規事業として展開を開始した。
スポンサーリンク