MTN Ugandaが5Gを商用化、ウガンダ初の5Gに
- 2023年08月06日
- 海外携帯電話
ウガンダの移動体通信事業者(MNO)であるMTN Ugandaは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2023年7月28日に5Gの提供を開始している。
まずはウガンダの首都・カンパラ市の一部が5Gのエリアとなる。
カンパラ市の中心部は2024年12月末までに完全に5Gのエリアとする計画である。
5Gのエリアはウガンダ全土に順次拡大する計画で、主要都市では2年間ですべての既存の基地局の設置場所に5Gの基地局を追加する予定という。
対象の主要都市の詳細までは公表していない。
なお、MTN Ugandaの基地局の設置場所は2022年6月30日時点で第2世代移動通信システム(2G)が2,835か所、第3世代移動通信システム(3G)が2,824か所、第4世代移動通信システム(4G)が2,389か所となっている。
5Gの無線方式はNR方式を採用した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は4Gの無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成となる。
サブ6GHz帯(Sub6)の周波数を使用しており、5G向け周波数として取得した700MHz帯、2.3GHz帯、2.6GHz帯のいずれかでNR方式を導入したことになる。
通信環境が良好な場所では下りの通信速度は1.2Gbpsに達すると案内しているため、少なくとも高速通信を実現できる2.3GHz帯もしくは2.6GHz帯は使用すると思われる。
MTN Ugandaは南アフリカのMTN Groupの連結子会社である。
MTN GroupによるMTN Ugandaに対する持分比率は83.05%となっている。
本社はカンパラ市に所在する。
加入件数は2022年12月31日時点で1,717万件に達している。
ウガンダでは最初に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
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