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KDDIが衛星とスマホ直接通信の実証実験を開始へ、沖縄県の久米島周辺で



KDDIは2024年10月17日に開催した説明会で衛星とスマートフォンを含めた携帯端末の直接通信の実証実験を近く開始する意向を明らかにした。

衛星と携帯端末の直接通信はSpaceXとして事業を行う米国(アメリカ)のSpace Exploration Technologiesが提供するDirect To Cellで実現するため、Space Exploration Technologiesが開発および運用するStarlinkの人工衛星を活用する。

説明会では実験用の免許を取得したことも公表した。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運用する電波利用ホームページを参照すると、実験試験局の免許を取得した事実を確認できる。

携帯端末に相当する陸上移動局の実験試験局と思われる免許には通信の相手方は高度340kmの軌道に位置するSpaceX所属のStarlinkシステムの人工衛星局と記載している。

移動範囲は沖縄県島尻郡久米島町奥武から半径25kmの範囲内およびその領海内となっている。

奥武は久米島の東側に位置する島嶼で、久米島とその周辺で実証実験を開始すると考えられる。

携帯端末側からの上りで使用する周波数は帯域幅が1.4MHz幅で、中心周波数が1920.79~1924.21MHzもしくは1922.49~1925.91MHzの範囲となる。

KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)が地域ごとに連携する1の者として割当を受けた2GHz帯を使用することが分かる。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone Companyは2GHz帯の20MHz幅*2を第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式で使用している。

バンド番号はBand 1として運用しており、衛星と携帯端末の直接通信もBand 1として運用する。

20MHz幅*2のうち低い範囲を衛星と携帯端末の直接通信で占有することになる。

そのため、陸上に開設した基地局では帯域幅を高い15MHz幅もしくは10MHz幅に縮小すると思われる。

総務省

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