KDDI、Sub6基地局全域で5G SAを提供
- 2025年02月06日
- KDDI-総合
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KDDI CORPORATIONはサブ6GHz帯(Sub6)の基地局全域で5G SAサービスを提供していることが分かった。
KDDI CORPORATIONは2025年3月期第3四半期決算説明会でネットワークの強化に言及している。
さらなる品質の向上として2024年11月末よりSub6の基地局全域で5G SAサービスを提供しているという。
KDDI CORPORATIONは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式としてNR方式を導入した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成とNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成で運用している。
SA構成のNR方式に準拠した携帯通信サービスを5G SAサービスとして提供する。
5G SAサービスはauおよびUQ mobileで利用できる。
なお、5G SAサービスを利用する場合は5G SA契約で5G SA対応端末を利用する必要がある。
Sub6は携帯通信業界では国際的かつ一般的にはNR方式の周波数として6GHz帯以下を中心に定義されたFR1のNR Bandの範囲を意味するが、KDDI CORPORATIONでは旧方式と共有もしくは旧方式から転用する周波数と区別を明確化する目的で5G向けに割当を受けた中周波数の3.7GHz帯と4.0GHz帯をSub6と呼称する傾向にあることに留意しておきたい。
さらにKDDI CORPORATIONは2025年1月10日時点で総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の無線局等情報検索で閲覧できる無線局免許数をもとにSub6の5Gの基地局数が国内最多の約3.9万局と案内している。
KDDI CORPORATIONが2025年1月10日までに取得した3.7GHz帯と4.0GHz帯の5Gの基地局の無線局免許数を無線局等情報検索で確認すると、3.7GHz帯が39,332局、4.0GHz帯が8,610局で、単純合算では47,942局となるが、同一の無線局免許で3.7GHz帯と4.0GHz帯を包含する場合も多く、重複分を除いて公表したと思われる。
携帯電話事業者によって同一のセルサイトでもKDDI CORPORATIONのように複数の周波数を包含して無線局免許を取得する場合と周波数ごとに無線局免許を取得する場合があるため、無線局等情報検索で閲覧できる無線局免許数をもとに携帯電話事業者間で単純比較することは適切とは考えていない。
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