香港特別行政区政府、中国移動香港の3G終了に同意
- 2025年05月22日
- 海外携帯電話

香港特別行政区の政府機関で電気通信分野の規制を司る通訊事務管理弁公室(Office of the Communications Authority:OFCA)は香港特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるChina Mobile Hong Kong (中国移動香港:CMHK)による第3世代移動通信システム(3G)の提供の終了に関して同意したと発表した。
China Mobile Hong Kongは通訊事務管理弁公室に3Gの提供の終了を申請しており、通訊事務管理弁公室はChina Mobile Hong Kongの申請に事前同意したという。
China Mobile Hong Kongでは3Gの利用が少なく、China Mobile Hong Kongが3Gを利用する加入者に十分な通知や契約変更および機種変更の手配などサポートを提供すると判断したため、通訊事務管理弁公室ではChina Mobile Hong Kongの申請に事前同意したと説明している。
同時に通訊事務管理弁公室はChina Mobile Hong Kongに対して3Gの提供の終了日までは満足できる品質で3Gを維持するよう求めている。
なお、China Mobile Hong Kongは2025年6月30日の0時0分(香港時間)に3Gの提供を終了する予定である。
通訊事務管理弁公室からも3Gを利用するChina Mobile Hong Kongの加入者に向けて案内しており、China Mobile Hong Kongの案内を確認するとともに、必要に応じてChina Mobile Hong Kongに問い合わせ、新世代の携帯通信サービスを利用できるよう契約変更や機種変更を検討するよう促している。
China Mobile Hong Kongでは3Gの無線方式としてW-CDMA方式を導入した。
香港特別行政区の移動体通信事業者としてはW-CDMA方式の運用の終了は初めてとなる。
China Mobile Hong Kongの販売店や電話で3Gに関する質問などを受け付けている。
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