台湾で2G許可のトグル実装を義務化、2025年末までに実装
- 2025年09月16日
- 海外携帯電話

台湾の政府機関で電気通信分野などの規制を司る国家通訊伝播委員会(NATIONAL COMMUNICATIONS COMMISSION:NCC)は台湾で販売するスマートフォンを含む携帯電話端末で第2世代移動通信システム(2G)のオンとオフを切り替える機能を実装することを義務化した。
2025年5月1日以降に型式証明を取得した携帯電話端末では標準で2Gのオンとオフを切り替える機能を実装する必要がある。
2021年9月1日から2025年4月30日までに型式証明を取得した携帯電話端末では期日までにソフトウェアのアップデートを通じて実装するよう求めている。
当初の期日は2025年9月30日に設定していたが、期日を2025年12月31日に変更したため、2021年9月1日以降に型式証明を取得した携帯電話端末では2025年中には実装することになる。
2Gのオンとオフを切り替える機能を実装することに加えて、標準の設定ではオフとすることも義務付けている。
これまで、台湾で販売する携帯電話端末では台湾で利用する場合に2Gの自動接続の無効化を義務化していた。
2023年9月1日以降に型式証明を取得した携帯電話端末では標準で実装、2021年9月1日から2023年8月31日までに型式証明を取得した携帯電話端末では2024年3月31日までにソフトウェアのアップデートを通じて実装するよう求めた。
そのため、台湾で販売する携帯電話端末ではすでに2Gの自動接続は無効であるが、追加で2Gのオンとオフを切り替える機能の実装も要求したことになる。
携帯電話端末の機種や製造元によって名称が異なるが、2Gサービスを許可や2Gの許可などのトグルが2Gのオンとオフを切り替える機能に相当する。
国家通訊伝播委員会では2Gが存在する国や地域に渡航時は2Gをオンにする必要がある場合もあるが、台湾で利用時は2Gをオフにするよう案内している。
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