YotaPhone 2の後継がCoolpadから登場か、Coolpadが二画面スマホを開発へ
- 2016年09月09日
- Android関連
中国のCoolpad Group (酷派集団)は香港特別行政区のChina Baoli Technologies Holdings (中国宝力科技控股)と合弁会社を設立することで合意したと発表した。
この合意は法的拘束力を持たないが、合弁会社を設立する目的は中国向けのデュアルディスプレイを搭載したスマートフォンを共同開発するためと説明している。
デュアルディスプレイを搭載したスマートフォンに関しては、表面がカラーディスプレイ、裏面が電子ペーパーとしており、キプロスのYota Devicesが開発したYotaPhoneシリーズのスマートフォンと近いスマートフォンとなる。
合弁会社の社名は未定で、登録資本金は2億人民元、出資比率はChina Baoli Technologies Holdingsが51%、Coolpad Groupが49%となる。
なお、China Baoli Technologies Holdingsは2016年5月に社名をREX Global Entertainment Holdings (御濠娯楽控股)からChina Baoli Technologies Holdingsに変更した
Coolpad GroupとChina Baoli Technologies Holdingsはそれぞれ子会社を通じて合弁会社を設立する方針で、Coolpad Groupは子会社のYulong Computer Telecommunication Scientific (宇龍計算機通信科技)、China Baoli Technologies Holdingsは子会社のChina Baoli Technologies Servicesを通じて合弁会社を設立すると思われる。
China Baoli Technologies HoldingsはYota Devicesの唯一の株主であるYotaの主要株主の一社であり、Yota DevicesとCoolpad Groupが保有する技術を融合してスマートフォンを開発する。
Yotaへの出資比率は2016年3月末時点ではTelconet Capital Limited Partnershipが64.9%、Yota Holdingが25.1%、MTHが10%となっていたが、2016年4月にChina Baoli Technologies Holdingsの子会社であるChina Baoli Technologies ServicesがYotaの株式を取得し、Yotaへの出資比率はTelconet Capital Limited Partnershipが34.9%、China Baoli Technologies Servicesが30%、Yota Holdingが25.1%、MTHが10%となった。
China Baoli Technologies Holdingsは事実上のYotaの第2の株主となり、それに加えて7年間にもわたる中国、香港特別行政区、マカオ特別行政区、台湾におけるYota Devicesが開発したスマートフォンの販売およびマーケティングの独占権も取得し、また当該地域においてYota Devicesの知的財産を独占的に使用する権利も保有する。
Yota Devicesは中国とロシアを主要な市場と位置付けており、2016年7月にはYotaPhone 2の後継となるYotaPhone 3 (仮)を中国で2017年第2四半期に発売する計画を明らかにしたが、中国ではChina Baoli Technologies HoldingsがYota Devicesの技術を用いてCoolpad Groupとスマートフォンを共同開発することが決定的となった。
そのため、中国ではYotaPhone 3 (仮)に相当するスマートフォンはYotaPhoneのブランドは使わずにCoolpadのブランドで登場する可能性がある。
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