ベナン当局、ライセンス剥奪したGLOの加入者に対する移行措置を決定
- 2018年01月20日
- 海外携帯電話
ベナンの政府機関で電気通信分野を管轄するAutorite de regulation des communications electroniques et de la poste (以下、ARCEP)は同国の移動体通信事業者(MNO)であるGLO MOBILE BENINの携帯電話事業ライセンスを剥奪する決定を下したが、GLO MOBILE BENINの加入者に対する移行措置を発表した。
GLO MOBILE BENINが割当を受けた電話番号はベナンの移動体通信事業者でMoovブランドを展開するEtisalat Beninに再割当することで決定し、GLO MOBILE BENINの加入者はEtisalat Beninに移行することになる。
自動的な転送は行われないため、GLO MOBILE BENINの加入者は必要であれば2018年1月23日から3ヶ月間の期間にEtisalat Beninへ移行の手続きを行う必要がある。
ARCEPはGLO MOBILE BENINに対して2018年3月中旬まではネットワークの運用を維持するよう命じ、Etisalat Beninに対しては加入者の急増に伴うネットワークの混雑への対策を講じるよう指示した。
GLO MOBILE BENINはナイジェリアのGlobacomの子会社で携帯電話事業ライセンスの条件でARCEPと対立し、数ヶ月にわたり交渉を重ねるもARCEPが提示した条件に拒否したため、ARCEPはGLO MOBILE BENINの携帯電話事業ライセンスを剥奪するとともに、2017年12月18日よりSIMカードおよびリチャージカードの販売を停止させた。
移行先となるEtisalat Beninはアラブ首長国連邦(UAE)のEmirates Telecommunications Corporationの関連会社で、Emirates Telecommunications Corporationによる出資比率は48%となっている。
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