GoogleがAndroid P ベータ版の提供を開始、Pixelスマホなど11機種で導入可能
- 2018年05月09日
- Android関連
米国のGoogleはAndroid OSの次期バージョンとなるAndroid Pのベータ版を公開した。
Android Pのベータ版はGoogleが展開するPixelシリーズのスマートフォンを含めた11機種のスマートフォンで導入できる。
具体的な対象機種はGoogle Pixel、Google Pixel XL、Google Pixel 2、Google Pixel 2 XL、Essential Phone、Nokia 7 plus、OPPO R15 Pro、Sony Xperia XZ2、vivo X21、vivo X21UD、Xiaomi Mi MIX 2Sとなっている。
Android Pの主な新機能も公開しており、機械学習を中心としてよりスマートなスマートフォンを実現するという。
Googleが買収した英国のDeepMind Technologiesと協力し、Adaptive Batteryを導入している。
Adaptive Batteryはアプリやサービスの利用頻度に応じて電力消費の優先順位をつけて、電池の利用を最大限に効率化する。
また、機械学習を活用したAdaptive Brightnessも用意しており、周囲の環境に応じてディスプレイの輝度を自動的に最適な輝度に調整できる。
利用者の行動を分析して次に起動すると思われる機能を提案するApp Actionsや、検索内容に応じて関連したアプリが必要な情報を素早く提供するSlicesも導入している。
ナビゲーションキーのデザインや機能を刷新し、基本的にホームキーと戻るキーのみで操作可能となる。
スマートフォンの大型化や縦長化が進む中で、片手でも操作性を高める目的がある。
スマートフォンの使いすぎを防ぐために、スマートフォンの利用時間の制御を助ける機能としてDashboard、App Time、Wind Downを用意している。
Dashboardはスマートフォンの利用時間を表示するほか、アプリ別に利用時間を表示できる。
App Timeは指定のアプリの利用時間に上限を設定できる。
指定のアプリの利用時間が上限に近づけば、アイコンをグレーアウトするなど利用者に利用時間の上限を案内する。
Wind Downは就寝時にディスプレイをグレーアウトし、就寝前にスマートフォンを使いすぎて就寝時間が遅くなるようなことを防ぐ目的がある。
Android Pの正式版は2018年の秋に提供する予定である。
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