中国移動が天安門広場で5Gを導入
- 2019年02月06日
- 海外携帯電話
中国を拠点とする香港特別行政区のChina Mobile (中国移動)の子会社で中国の首都・北京市の移動体通信事業者(MNO)であるChina Mobile Group Beijing Company (中国移動通信集団北京)は第5世代移動通信システム(5G)を天安門広場とその周辺で導入したと明らかにした。
China Mobile Group Beijing Companyは北京市東城区にある天安門広場付近で5Gの基地局を開局し、天安門広場および西長安街の一部を5Gでカバーしているという。
天安門広場は歴史的および政治的に重要な意義を有する場所で、China Mobile Group Beijing Companyは天安門広場とその周辺を重要な通信保証地域と認識している。
そのため、北京市内で早期に5Gを導入するエリアに天安門広場が選ばれた。
天安門広場付近は景観上の観点などから基地局の設置に障壁も存在するが、アンテナと無線機の小型化および軽量化を実現して既存の基地局に併設したという。
基地局の設置に要する期間の短縮化も実現できたと説明している。
天安門広場とその周辺をはじめとして、さらに北京市内で5Gの基地局の増設を進める方針である。
無線機は中国のHuawei Technologies (華為技術)が供給しており、周波数は2.5GHz帯および4.5GHz帯に対応する。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式となり、NR Bandでは2.5GHz帯がn41、4.5GHz帯がn79となる。
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