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台湾版SHARP AQUOS zero (SH-Z10)は日本版とハード共通化、技適マークを確認



SHARPの台湾法人であるSharp (Taiwan) Electronics (台湾夏普)が発売したスマートフォン「SHARP AQUOS zero (SH-Z10)」を台湾の台北市で試す機会を得られた。

SHARP AQUOS zero (SH-Z10)の実機展示は少ないが、台湾の移動体通信事業者(MNO)であるAsia Pacific Telecom (亞太電信)の一部直営店、台湾で携帯電話小売店を展開するAurora Telecom (震旦電信)の一部店舗で実機展示を確認できた。

なお、Asia Pacific TelecomおよびAurora Telecomはいずれも台湾のHon Hai Precision Industry (鴻海精密工業)の関連会社である。

Asia Pacific Telecomの筆頭株主はHon Hai Precision Industryであり、Asia Pacific Telecomの経営にはHon Hai Precision Industryの意思決定が色濃く反映されている。

Aurora TelecomにはHon Hai Precision Industryの完全子会社であるBAO XIN INTERNATIONAL INVESTMENTS (寶鑫国際投資)やHon Hai Precision Industryとその関係会社が買収して事実上の子会社化したSHARPの台湾法人となるSharp (Taiwan) Electronicsが出資しており、実質的にAurora TelecomはHon Hai Precision Industryの傘下となった。

Hon Hai Precision Industryの系列企業ではSHARPのスマートフォンを積極的に取り扱い、実機の店頭展示も他社比で比較的多いことが見て取れた。

なお、SHARPのスマートフォンの製造は基本的に中国国内のHon Hai Precision Industryの系列企業の工場で行われている。

SHARP AQUOS zero (SH-Z10)の電子ラベルで認証情報を確認すると、特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(以下、技適マーク)を表示できた。

技適マークに併記される電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号は001-P01272、電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号はADF18-0263001となっている。



技適マークを表示したSHARP AQUOS zero (SH-Z10)

電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号および電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号はSoftBank向けのAQUOS zero (801SH)および日本のSIMロックフリー向けのSHARP AQUOS zero SH-M10と共通である。

そのため、SHARP AQUOS zero (SH-Z10)のハードウェアはAQUOS zero (801SH)およびSHARP AQUOS zero SH-M10と共通化されていると分かる。

日本ではSoftBank向けとSIMロックフリー向けのみで、さらに台湾の市場規模は小さいため、それぞれに異なるハードウェアを開発する利点は小さい。

すべてハードウェアを共通化したことは妥当な判断と言えるだろう。

なお、台湾では定価が19,990台湾ドル(約69,000円)に設定されているが、Aurora Telecomの一部店舗では大幅な割引を実施して14,990台湾ドル(約52,000円)で販売している。

Aurora Telecomの一部店舗では割引の継続を前提として、在庫があれば割安で購入できると思われる。

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