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台湾の5G向け周波数が確定、2770MHz幅を割当



台湾の政府機関で電気通信分野の規制を担う国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)は第5世代移動通信システム(5G)向けの周波数を割当する周波数オークションに参加するための申請の受け付けを開始した。

2019年9月4日より申請の受け付けを開始しており、2019年10月3日に申請の受け付けを終了する予定である。

対象の周波数は1.8GHz帯、3.5GHz帯、28GHz帯となることが決まっている。

国家通訊伝播委員会は第1回目の5G向け周波数オークションと位置付けているが、1.8GHz帯は第4世代移動通信システム(4G)向けで未割当の周波数となるため、実際には3.5GHz帯および28GHz帯が5G向けの周波数となる。

5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)が5Gの要求条件を満たすために規定したNR方式を導入する見込みで、3.5GHz帯は米国を除いてNR方式の導入初期は世界的に主流の周波数であり、28GHz帯はミリ波(mmWave)の周波数としては世界的に主流の周波数となる見通し。

3.5GHz帯は3300MHzから3570MHzのTDDで270MHz幅が対象となり、ブロックはF1からF27まで10MHz幅ずつ27ブロックを用意している。

28GHz帯は27000MHzから29500MHzのTDDで2500MHz幅が対象となり、ブロックはG1からG25まで100MHz幅ずつ25ブロックとなる。

3.5GHz帯と28GHz帯の合計で2770MHz幅を5G向けに割当する。

1者あたりの取得できる最大の帯域幅が設定されており、3.5GHz帯は100MHz幅まで、28GHz帯は800MHz幅までと規定されている。

そのため、1者あたり3.5GHz帯は10ブロックまで、28GHz帯は8ブロックまで取得できることになる。

NR Bandは全範囲が3.5GHz帯がn77またはn78、28GHz帯は全範囲がn257、27000MHzから27500MHzのみn258も導入できる。

世界的には3.5GHz帯はn78が主流であり、28GHz帯はn257が主流となる見込みで、またn258は一部の範囲に限られることから、3.5GHz帯はn78、28GHz帯はn257を採用すると思われる。

国家通訊伝播委員会

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