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豪州のOptus Mobile、5Gサービスを商用化



豪州のSingtel Optusの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるOptus Mobileは第5世代移動通信システム(5G)サービスを商用化した。

5Gサービスの正式な商用化に先立ち、商用トライアルとして試験的な5Gサービスを提供してきたが、2019年11月4日より5Gサービスの提供を正式に開始している。

移動通信用途および固定通信用途の両方で5Gサービスを提供しており、5Gサービスの商用化時点で290局以上の5G基地局を開設したという。

5G基地局はオーストラリア首都特別地域、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、クイーンズランド州、南オーストラリア州、
西オーストラリア州の主要都市に設置しており、2020年3月までには約1,200局を開設する予定である。

5Gサービスに対応した端末としては、移動体通信用途のスマートフォンが3機種、固定通信用途の据置型無線LANルータが1機種、合計で4機種を取り扱う。

スマートフォンは中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のOPPO Reno 5G、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S10 5GおよびSamsung Galaxy Note10+ 5G、据置型無線LANルータはフィンランドのNokia製のNokia FastMile 5G Gatewayを提供している。

5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用しており、NR方式とLTE方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。

周波数は3.5GHz帯を使用しており、NR Bandはn78となる。

すでに豪州では最大手のTelstraが5Gサービスを商用化しており、Optus Mobileが豪州で2番目に5Gサービスを商用化した移動体通信事業者となった。

なお、Singtel OptusはシンガポールのSingapore Telecommunications (新加坡電信:Singtel/新電信)の完全子会社である。

Singapore Telecommunicationsは完全子会社のSingtel Mobile Singaporeを通じてシンガポールでも移動体通信事業を手掛けるが、シンガポールでは5G向け周波数の割当も実施されておらず、Singapore Telecommunicationsにとっては本国より先に5Gサービスを商用化したことになる。

Optus

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