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KDDI、サブ6GHz帯とミリ波を分けたau 5Gエリアマップを公開



KDDIは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠したau 5Gのエリアマップの更新に伴い表示方式を変更したことが分かった。

au 5Gでは総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)より5G向け周波数として割当を受けたサブ6GHz帯およびミリ波 (mmWave)の周波数を使用している。

これまで、au 5Gのエリアマップではサブ6GHz帯とミリ波を分けずに表示していたが、更新後は分けて表示するように変更した。

2020年10月18日時点ではそれぞれのエリアは2020年8月末時点と2020年8月末時点の(2020年度)冬以降の予定を確認できる。

更新前の表示ではサブ6GHz帯が確実に存在する場所を判別できないため、au 5Gに対応した携帯端末でもミリ波に非対応であれば、エリアマップでau 5Gのエリアと示す場所でもau 5Gを利用できない場合があったが、更新に伴い解消したことになる。

KDDIはNR方式を第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。

NSA構成ではアンカーバンドとして機能するLTE方式への常時接続が必須で、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)によってLTE方式とNR方式の同時通信を行う。

待機状態ではアンカーバンドとして機能できるLTE方式に接続時はアンテナピクトが5G表示となるため、ミリ波に非対応の携帯端末でもミリ波を使用して整備するエリアでアンテナピクトが5G表示となる場合があるが、その場合はNR方式で通信することはできず、データ通信を開始するとアンテナピクトは4G表示に切り替わる。

なお、KDDIはサブ6GHz帯として3.7GHz帯の100MHz幅および4.0GHz帯の100MHz幅、ミリ波として28GHz帯の400MHz幅の割当を受けており、NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn78、4.0GHz帯がFR1のn77、28GHz帯がFR2のn257となる。

au 5Gを商用化した2020年3月26日よりn78を導入および運用してきたが、2020年9月17日よりn257も導入しており、将来的にn77も導入する予定である。

総務省は3.7GHz帯と4.0GHz帯をいずれも3.7GHz帯として割当したが、世界的にはn78は3.5GHz帯、n77は3.7GHz帯と呼称されることが多く、さらにKDDIは公式ウェブサイトのau 5Gを案内するページでn78を3.7GHz帯、n77を4.0GHz帯と記載している。

このように国や企業によって周波数の呼称が様々であるが、KDDIが運用するn78とn77の周波数を明確化する場合はKDDIの公式ウェブサイトと同様の表記を採用する方向で考えている。

KDDI

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