楽天モバイル、北陸と四国で5G基地局の免許取得
- 2020年12月13日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は北陸地方および四国地方で第5世代移動通信システム(5G)の基地局の免許を取得したことが判明した。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運営する電波利用ホームページに無線局免許を参照すると、Rakuten Mobileは富山県富山市では2020年11月11日付け、香川県高松市では2020年11月13日付けで5Gの無線局免許を取得した事実を確認できる。
いずれも無線局の種別は基地局で、無線局の目的は電気通信業務用である。
無線局免許数は富山市と高松市いずれも2局で、周波数はそれぞれ3.7GHz帯と28GHz帯が1局ずつとなっている。
帯域幅は3.7GHz帯が100MHz幅、28GHz帯が400MHz幅となる。
なお、28GHz帯は1搬送波の帯域幅が100MHz幅で、最大で4搬送波を運用できるため、複数の搬送波を束ねるキャリアアグリゲーション(CA)を実装すると最大で400MHz幅を使用して通信できる。
Rakuten Mobileとしては富山県などを管轄する北陸総合通信局管内および香川県などを管轄する四国総合通信局管内では5Gの基地局の免許の取得は初めてである。
電波利用ホームページに無線局免許の情報が反映または各総合通信局や総合通信事務所が報道発表を通じて公表した情報に基づくと、Rakuten Mobileは沖縄総合通信事務所を除いたすべての総合通信局の管内で少なくとも1局以上は5Gの基地局の免許を取得したことになる。
これまでに、Rakuten Mobileは北海道総合通信局管内では北海道、東北総合通信局管内では青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、関東総合通信局管内では東京都、埼玉県、神奈川県、信越総合通信局管内では新潟県、東海総合通信局管内では愛知県、岐阜県、静岡県、三重県、近畿総合通信局管内では滋賀県、京都府、奈良県、大阪府、兵庫県、中国総合通信局管内では山口県、九州総合通信局管内では宮崎県で5Gの基地局の免許を取得したことが分かっている。
Rakuten Mobileは2020年9月30日の15時30分に5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスを商用化した。
当初の提供エリアは北海道、埼玉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県の一部に限定されているが、2021年3月までに日本全国の47都道府県に拡大する予定という。
そのため、富山市や高松市でも2021年3月までには5Gを整備する見込みである。
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