NEC Platforms製モバイルWi-FiルータAterm MR10LNがFCC通過
- 2021年02月04日
- その他モバイル端末
NEC Platforms製のLTE/W-CDMA端末「PA-MR10LN」が2021年2月3日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDは2AA5WKMP7R2BC。
モバイルネットワークはLTE (FDD) 1900(B2)/1700(B4)/ 850(B5)/800(B26) MHz, W-CDMA 1900(II)/1700(IV)/850(V) MHzで認証を受けている。
無線LANの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11b/g/nに対応しており、周波数は2.4GHz帯を利用できる。
PA-MR10LNは未発表端末の型番である。
製品名はAterm MR10LNと記載されているため、Aterm MR10LNとして発表される見込み。
なお、FCC IDからメーカー型番はKMP7R2BCと思われる。
FCCの資料ではラベルや本体の画像などが公開されており、ラベルには特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(以下、技適マーク)を確認できる。
技適マークに併記される電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号はD200128003、電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号は003-200155となっている。
日本の認証となる技適マークが表示されているため、日本向けに開発を進めていることは確実と考えられる。
また、ラベルにはMADE IN JAPANと記載されていることから、日本国内の工場で製造することが分かる。
ほかに電池パックはリチウムイオン電池で、容量は4000mAhとなることも判明している。
FCCで認証を受けたモバイルネットワークの周波数は米国で利用できる周波数に限定しているため、FCCの認証で公開された情報から日本で利用できる周波数を確定することはできないことを留意しておきたい。
基本的に工事設計認証で通過した周波数を日本で利用できることになる。
詳細な仕様は不明であるが、価格を抑えたモバイル無線LANルータとして発表されると思われる。
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