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NTTドコモ向けSC-54CとSC-55Cはn1/n28も対応へ、技適で確認



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

NTT DOCOMO向けの韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SC-54C」および「SC-55C」がTUV Rheinland Japanを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得しており、総務省が運用する電波利用ホームページを通じて工事設計認証の情報を公開している。

工事設計認証は複数回にわたり通過しており、最終通過時の情報として携帯通信網はNR (FR1, FDD) n1/n3/n28, NR (FR1, TDD) n41/n77/n78/n79, NR (FR2, TDD) n257, LTE (FDD) B1/B3/B8/B18/ B19/B21/B26/B28, LTE (TDD) B41/B42で認証を受けている。

SC-54CはGalaxy Z Flip4 SC-54Cの型番で、SC-55CはGalaxy Z Fold4 SC-55Cの型番である。

いずれもNTT DOCOMOが2022年9月29日に販売を開始した。

工事設計認証に係る情報は発売後に公開されたが、工事設計認証の取得は発売前に完了しているため、電波法上は特に問題ない。

NTT DOCOMOが公開したGalaxy Z Flip4 SC-54CおよびGalaxy Z Fold4 SC-55Cの公式の仕様ではn1/n28に対応すると案内していないが、工事設計認証ではn1/n28でも通過したため、ハードウェアとしてはn1/n28に対応することが分かる。

n28は700MHz帯の周波数で、700MHz帯は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式から第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に順次転用する。

NTT DOCOMOは2022年9月12日から2022年9月18日までにn28を商用化した模様で、2022年9月26日時点では愛媛県松山市の一部で提供している。

n1は2.1GHz帯の周波数で、2.1GHz帯では第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式と4GのLTE方式を運用しているが、一部の帯域でNR方式も導入する見込みである。

すでにNTT DOCOMO向けのn1に対応した基地局も工事設計認証を通過しているため、NTT DOCOMOがn1を導入することは決定的となっている。

Galaxy Z Flip4 SC-54CおよびGalaxy Z Fold4 SC-55Cでは将来的にソフトウェアのアップデートを適用してn1/n28に対応すると思われる。

総務省

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