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日本向けGalaxy S23とGalaxy S23 Ultraは海外5Gに対応へ



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のスマートフォン「Galaxy S23」および「Galaxy S23 Ultra」の日本向けモデルは海外で第5世代移動通信システム(5G)に対応する見込みであることが分かった。

日本向けのGalaxy S23となるSC-51DおよびSCG19、日本向けのGalaxy S23 UltraとなるSC-52DおよびSCG20が米国(アメリカ)の政府機関である連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を取得したことで判明している。

いずれも携帯通信網はNR (FR1, FDD) n5, NR (FR1, TDD) n41, LTE (FDD) B2/B4/B5/B12/ B13/B26/B66, LTE (TDD) B41, W-CDMA V, GSM 850/1900でFCCの認証を受けた。

なお、FCCでは米国で利用できる周波数に限り認証を行う。

米国では無線アクセスネットワーク(RAN)構成が第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3の場合にデータ通信で5GのNR方式を利用できる。

NSA構成のOption 3ではアンカーバンドとして機能するLTE方式に常時接続が必須で、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用してLTE方式とNR方式で同時通信することになる。

NR方式の帯域幅はn5が5MHz幅単位で5MHz幅から20MHz幅、n41が10MHz幅単位で10MHz幅から100MHz幅および15MHz幅で動作する。

n5はB2/B66、n41はB66がアンカーバンドとして機能するため、少なくともEN-DCの組み合わせはDC_2A_n5A、DC_66A_n5A、DC_66A_n41Aに対応することが分かる。

FCCでNR方式の認証を受けたことからも分かるが、日本で導入できないEN-DCの組み合わせに対応するため、海外で5Gの利用を想定した実装と考えられる。

NTT DOCOMOは国際ローミングで5Gを利用できる5G国際ローミングを商用化した。

5G国際ローミングの対象となる移動体通信事業者(MNO)としては米国のAT&T MobilityがDC_2A_n5AおよびDC_66A_n5A、NTT DOCOMOの完全子会社で米領グアムおよび米自治領北マリアナ諸島自治連邦区(CNMI)のDOCOMO PACIFICがDC_66A_n41Aで5Gを提供する。

そのため、SC-51DとSC-52DはNTT DOCOMOではAT&T MobilityおよびDOCOMO PACIFICの携帯通信網で5G国際ローミングに対応すると思われる。

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