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北朝鮮のチンダルレ、累計でスマホ13機種を製品化

  • 2023年09月26日
  • DPRK


朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のMangyondae Information Technology Company (万景台情報技術社)は累計で23機種の携帯電話を製品化したことが分かった。

Mangyondae Information Technology CompanyはJINDALLAE (チンダルレ)の商標を使用してスマートフォンやフィーチャーフォンを含めた携帯電話を展開している。

携帯電話事業には2017年に参入しており、2018年には自社の工場としてチンダルレ手電話機工場の運営も開始した。

チンダルレ手電話機工場は北朝鮮の首都・平壌市の万景台区域光復通りに所在する。

基本的にはJINDALLAEの携帯電話はチンダルレ手電話機工場から出荷して代理店を通じて販売を行う。

2023年9月22日までに累計で13機種のスマートフォン10機種のフィーチャーフォンを製品化したことが判明しており、製品化した携帯電話は合計で23機種となる。

北朝鮮では機種数が多い方で、各機種の出荷台数は少数であるが、多数の機種を展開して多様な需要に応える志向という。

チンダルレ手電話機工場は年間で数十万台を出荷する能力を備える。

設備やシステムの近代化を高い水準で実現して新技術の開発と導入も推進する。

JINDALLAEはカラムラサキツツジの朝鮮語名である。

カラムラサキツツジはツツジ科ツツジ属の植物で、北朝鮮国内ではカラムラサキツツジの造花を頻繁に目にするほど一般的に親しまれる花であるため、携帯電話のブランドとして使うことになった。

なお、北朝鮮では携帯電話を手電話機もしくは手電話と表現するため、工場の施設名はチンダルレ手電話機工場となる。

外来語はあまり使わず、スマートフォンは知能型手電話機、フィーチャーフォンは機能型手電話機と表現する。

北朝鮮では2社の移動体通信事業者(MNO)が携帯通信事業を行い、いずれも無線方式は第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式を運用している。

そのため、流通する携帯電話も3Gの製品となる。

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