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幻のドコモ向けTizen OS搭載スマートフォンdocomo ZEQ SC-03Fの実機を公開



NTT docomo向けのSamsung Electronics製スマートフォン「docomo ZEQ SC-03F」の実機画像がFCCによって公開された。

FCCでは認証通過から一定期間は実機画像を非公開とすることが可能であるが、その期限を迎えて実機画像などを閲覧することが可能となっている。

一般的には開発中止となった端末は認証を取り下げることが多いが、今回は認証を取り下げていないため実機画像が公開されている。

SC-03FはOSにTizen 2.2を採用したスマートフォンとして知られていた。

日本で最初にTizen OSを採用したスマートフォンとなるはずであったが、NTT docomoが当分は見合わせることを発表してお蔵入りとなっている。

チップセットはQualcomm Snapdragon 800 (MSM8974)を搭載すると思われる。

CPUはクアッドコアで動作周波数が2.3GHzである。

通信方式はFDD-LTE 2100(B1)/1800(B3)/1500(B21)/800(B19) MHz, W-CDMA 2100(I)/850(V)/800(VI/XIX) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応する。

LTE UE Category 4に対応しているため、通信速度は下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsとなる。

Bluetooth 4.0や無線LAN IEEE 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz and 5.xGHz Dual-Band)にも対応する。

公開された実機画像にはFeliCaロゴがあり、また地上デジタル放送の受信アンテナが確認できる。

そのため、日本独自機能は少なくともおサイフケータイとワンセグには対応していたと考えらえる。

デザインはSamsung GALAXYシリーズのスマートフォンと似た雰囲気であり、ホームキーは物理的なキーとなる。

フロントにはお馴染みのNTT docomo Xiロゴが入っている。

リアカバーにZEQの文字が入っており、ZEQブランドで展開することを予定していたものと思われる。

過去には海外向けのTizen OSを採用したスマートフォンの名称としてZEQが伝えられていたこともあり、ZEQはグローバルブランドとして展開することを予定していた可能性もある。

電池パックは型番がSC12で、容量は 2600mAhとなっている。

新たな電池パックを採用していたことが分かる。

カラーバリエーションは少なくともWhiteが用意されており、3色展開で予定していたとの情報もある。

NTT docomoの2014年夏モデルとして登場したSamsung Electronics製端末はdocomo GALAXY S5 SC-04Fのみであり、SC-03Fは端末と電池パックの型番ともに欠番となる。

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FCC – Samsung SC-03F

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“幻のドコモ向けTizen OS搭載スマートフォンdocomo ZEQ SC-03Fの実機を公開” への6件のフィードバック

  1. […] 米国FCCは、NTTドコモとサムスンエレクトロニクスが共同で開発していたTizen OSを採用したスマートフォン「SC-03F」の実機写真を公開しました。blog of mobileが伝えました。 […]

  2. […] 複数のリーク情報にそのような情報が含まれていたが、幻となったSC-03FのリアカバーにZEQとブランド名が入っていたことが判明してTizenスマートフォンのブランド名として予定していた […]

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