楽天シンフォニーと協力予定のNOW Telecom、フィリピン当局が免許剥奪か
- 2025年04月08日
- Rakuten-総合, 海外携帯電話

フィリピンのNOW Corporationは同社の関連会社で同国のNOW Telecom Companyに関して声明を発表した。
これまでに、フィリピンの一部の報道機関によって同国の政府機関で電気通信分野の規制を司る国家電気通信委員会(National Telecommunications Commission:NTC)がNOW Telecom Companyに付与したセルラー・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム・ライセンスの更新を却下したと伝えられている。
国家電気通信委員会は全会一致でNOW Telecom Companyに付与したセルラー・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム・ライセンスの更新を却下しており、NOW Telecom Companyが全国的に携帯電話システムを導入、運営、維持およびサービスを提供、料金を請求する権利は無効と宣言したという。
なお、セルラー・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム・ライセンスは事実上の携帯電話事業の免許である。
セルラー・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム・ライセンスの更新の却下は携帯電話事業の免許の剥奪に相当するため、携帯電話事業の継続が困難となる。
そのため、NOW Corporationは報道を受けてNOW Telecom Companyに関する声明を発表することになった。
NOW Telecom Companyが国家電気通信委員会から決定を受領前に国家電気通信委員会が報道機関にプレスリリースを送付および報じられており、NOW CorporationとNOW Telecom Companyでは国家電気通信委員会の決定の内容を承知していないという。
NOW Telecom Companyが国家電気通信委員会の決定を受領した場合は速やかに事業に与える影響などを開示する意向を示した。
NOW Telecom Companyは米国(アメリカ)の政府機関である米国貿易開発庁(United States Trade and Development Agency:USTDA)の支援を受けて携帯電話事業に取り組んできた。
第5世代移動通信システム(5G)およびOpen RANの展開に向けてRakuten Mobile (楽天モバイル)の完全子会社であるRakuten Symphony (楽天シンフォニー)と協力することも発表していた。
スポンサーリンク