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Sony MobileのフラッグシップスマートフォンSony Xperia Z3 (SOL26) レビュー



KDDI向けのSony Mobile Communications製スマートフォン「Sony Xperia Z3 (SOL26)」を触れる機会があったので簡単にレビューしておく。

Sony Xperia Z3はSony Mobile Communicationsがフラッグシップとしてグローバル向けに発表したスマートフォンで、SOL26はSony Xperia Z3のKDDI版である。

基本的なハードウェアスペックはSony Xperia Z2から大きく進化していないが、カメラ機能やアンプなしでのハイレゾ再生対応などマルチメディアの面で大きな進化を遂げている。

今回は外観などハードウェア面を中心に簡単にレビューする。

デザインはSony Xperia Zシリーズの雰囲気を踏襲しつつ、フレームやカラーバリエーションなど変化を見せている。

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フロントから見るとこれまでのSony Xperia Zシリーズとはあまり変わり映えがしないように感じる。カラーバリエーションはWhite、Black、Copper、Silver Greenの4色が用意されている。一部の地域では販売されない色もあるが、KDDIからは4色とも販売されることが決まっている。ディスプレイは約5.2インチFHD(1080*1920)液晶を搭載する。

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フロントには約200万画素裏面照射型CMOSイメージセンサを備える。KDDI版のSOL26でもフロントのロゴはauロゴではなく、SONYロゴが入る。

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リアパネルはガラスで覆われている。ただ、あまり質感は高くないように感じた。リアのデザインもこれまでのSony Xperia Zシリーズのそれを踏襲しており、そろそろ見飽きてくる頃である。シールで隠れている部分にauロゴが入る。

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リアのカメラは約2070万画素積層型CMOSイメージセンサである。大型の1/2.3型センサを搭載し、高感度ISO12800に対応する。GレンズはF値2.0で広角25mm相当の薄型非球面レンズを採用している。また、電子式手ブレ補正技術を強化したインテリジェントアクティブモードを搭載し、カメラ機能を強化していることが分かる。

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カメラを起動してカメラのユーザインターフェースを確認してみた。

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サイドはこれまでのSony Xperia Zシリーズとは違った雰囲気で、丸みを帯びた形状になっている。丸みを帯びているため、角が気になることはなく手にフィットして持ちやすく感じた。電源キーはXperiaスマートフォンの特徴的なデザインを引き続き採用している。

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四隅のデザインにも拘りを見せている。サイドの質感はや手触りはなかなか良い。

次に、メモリの空き容量などを確認してみた。

スペックシート上ではシステムメモリの容量は3GBで、内蔵ストレージの容量は32GBである。

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初期状態でシステムメモリは1.7GBが使用済みで、0.98GBが空いている。再起動直後であれば、もう少し余裕が出るものと思われる。ディスプレイの解像度はここ最近のフラッグシップでは流行りの2KクラスではなくFHD(1080*1920)に据え置きで、それだけシステムメモリの空き容量が苦しくなることも少なそうである。

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グローバル版は内蔵ストレージの容量が16GBであるが、KDDI版のSOL26は32GBに増量されている。保存領域は735MBが使用済みで、25GBが空き容量とかなりの余裕がある。KDDI向けに投入するにあたり、日本独自機能の追加は勿論のことであるが、内蔵ストレージの容量が増やされたことは嬉しいことである。

最後に、端末情報を確認した。

製品版とは異なるバージョンである可能性があり、製品版ではレビューした端末からは一部の仕様が変更される場合もあるので注意しておきたい。

Screenshot_1970-02-15-01-35-15

型番(モデル番号)はSOL26となっている。

各種バージョンは下記の通りである。

Model number:SOL26
Processor info:Qualcomm MSM8974PRO-AC
Android version:4.4.4
Baseband version:8974-AAAAANAZQ-00007-00
Kernel version:3.4.0-perf-gc74e99f BuildUser@BuildHost #1 Thu Aug 21 19:30:44 2014
Build number:23.0.C.0.229

手元にある一部のスマートフォンとサイズを比較してみた。

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約5.2インチのディスプレイを搭載したSOL26と約5.5インチのディスプレイを搭載したOPPO Find 7 (X9076)を比較した。SOL26の方がディスプレイが小さいため、筐体サイズも一回り小さくなっている。ただ、SOL26はナビゲーションキーがオンスクリーンであるため、ナビゲーションキーがディスプレイ外のX9076と並べるとSOL26のナビゲーションキーを除いた表示領域はディスプレイサイズの差以上に狭く感じる。
また、X9076は解像度が2KクラスのWQHD(1440*2560)であることに対して、SOL26はFHD(1080*1920)である。スペックシート上は大きな差があるが、普通に使う分には解像度の差は全く気にならなかった。必要以上に解像度を上げないことで、動作面が軽くなってシステムメモリにも余裕が出るので、スペック競争に乗らずSony Mobile Communicationsは無難な選択をしたとも言えるだろう。

全体的に動作面は良く、普通に使う上で特に不満は感じないだろうという印象を受けた。

ただ、デザインやユーザインターフェースがこれまでのSony Xperia Zシリーズと大きく変わっていないため、あまり新鮮味を感じることができなかった。

スペックや形状など特に尖った部分はなく無難な仕上がりの普通なスマートフォンとなっており、一般層には幅広く受け入れられそうである。

ただ、普通なスマートフォンであるが故に筆者のようなスマートフォンに尖った何かを求める層にとっては面白みに欠けると感じるところである。

通信方式はFDD-LTE 2100(B7)/1800(B3)/800(B26)/700(B17) MHz, WiMAX 2+(TD-LTE) 2500(B41) MHz, CDMA2000 2100(BC6)/800(BC0) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/850(V) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応し、キャリアアグリゲーションの組み合わせはCA_1-26となる。

FDD-LTE方式の800MHz帯はこれまでのB18ではなくB26のみに対応するが、Multi-Frequency Band Indicator技術が適用される模様なので、基本的にはB18対応端末と同様に使えると考えて問題ないはずである。



SOL26を簡単に操作した動画も掲載しておく。

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