iPhone XSとiPhone XS Maxは非免許帯域をLTE通信で使うLAAに対応
- 2018年09月13日
- Apple関連
米国のAppleはスマートフォン「Apple iPhone XS」および「Apple iPhone XS Max」を公開した。
Apple iPhone XSおよびApple iPhone XS MaxはiPhoneシリーズのスマートフォンとしては初めてLAA (Licensed Assisted Access)に対応している。
LAAはアンライセンスバンド(非免許帯域)でLTE通信を利用する技術である。
アンライセンスバンドでLTE通信を利用する技術としてはLAAのほかにLTE-U (LTE-Unlicensed)やMulteFireも存在するが、MulteFireはアンライセンスバンドのみでLTE通信を利用する。
LAAおよびLTE-Uはライセンスバンド(免許帯域)におけるLTE通信の補助としてアンライセンスバンドを利用し、ライセンスバンドとアンライセンスバンドのアグリゲーションで活用する技術となる。
なお、LAAにはLBT機能があり、LTE-UにはLBT機能がなく、LBT機能の有無がLAAとLTE-Uの主要な違いのひとつである。
LAAはTD Unlicensedとも呼ばれるTD-LTE方式のBand 46に該当する。
Apple iPhone XSおよびApple iPhone XS Maxには複数のモデルが用意されているが、日本版を含めたすべてのモデルがLAAに対応している。
ただ、LAAを利用するためには、移動体通信事業者側がLAAを商用化している必要があるため注意しておきたい。
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