NTTドコモがLTE B1で4×4 MIMOを導入、iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxが対応
- 2019年09月22日
- docomo-Apple
NTT DOCOMOはLTE (FDD)方式の2.1GHz帯(Band 1)で4×4 MIMOを導入したことが分かった。
NTT DOCOMOが取り扱うスマートフォンとしては、米国のApple製のスマートフォン「Apple iPhone 11 Pro」および「Apple iPhone 11 Pro Max」がBand 1の4×4 MIMOに対応する。
NTT DOCOMOは同社がPREMIUM 4Gとして提供するLTEサービスにおけるApple iPhone 11 ProおよびApple iPhone 11 Pro Maxの通信速度を公表しており、通信速度はいずれも下り最大1388Mbpsとなる。
下り最大1388Mbpsはキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)、256QAM、4×4 MIMOを同時に適用することで実現できる。
4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーションの組み合わせはCA_1A-3A-42Cとなり、具体的にはLTE (FDD)方式のBand 1の20MHz幅が1搬送波、1.8GHz帯(Band 3)の20MHz幅が1搬送波、LTE (TDD)方式の3.5GHz帯(Band 42)の20MHz幅が隣接する2搬送波、合計で4搬送波である。
4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーションに加えて4搬送波すべてで256QAMおよび4×4 MIMOを適用すると、通信速度は下り最大1388Mbpsに達する。
16ストリームで下り最大1388Mbpsを実現することから、LTE DL Category 19に対応することも分かる。
NTT DOCOMOのBand 3は東名阪地域のみで利用できるため、下り最大1388Mbpsは東名阪地域のみで実現できる。
これまで、NTT DOCOMOはBand 3およびBand 42で4×4 MIMOを実装していたが、新たにBand 1でも4×4 MIMOを実装したことになる。
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