T-Mobile USAが12月6日に600MHz帯の5Gを開始、スマホ2機種を投入
- 2019年11月08日
- 海外携帯電話
米国の移動体通信事業者(MNO)であるT-Mobile USAは600MHz帯で第5世代移動通信システム(5G)を商用化すると発表した。
これまでに、T-Mobile USAはミリ波(mmWave)で5Gを商用化しているが、新たにサブ6GHz帯の中でもさらに低いサブGHz帯の周波数でも5Gを導入する。
T-Mobile USAは2019年6月28日にNR方式に準拠した5Gサービスを開始している。
5Gサービスの開始当初の周波数はミリ波であるFR2の28GHz帯および39GHz帯を使用しており、NR Bandは28GHz帯がn261、39GHz帯がn260である。
2019年12月6日からは米国全土でFR1の600MHz帯でもNR方式の運用を開始し、NR Bandはn71を採用する。
600MHz帯の5Gに対応した端末としては2機種のスマートフォンを用意している。
2019年12月6日に600MHz帯の5Gに対応した中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製のOnePlus 7T Pro 5G McLarenおよび韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy Note10+ 5Gを発売し、これに伴い600MHz帯の5Gが利用できるようになる。
T-Mobile USAは5Gに対応したスマートフォンとしてSamsung Electronics製のSamsung Galaxy S10 5Gを販売しているが、600MHz帯の5Gには非対応である。
600MHz帯のような低い周波数は28GHz帯や39GHz帯と比べてカバレッジの拡大に有利で、T-Mobile USAは5Gで米国の人口の約6割に相当する2億人をカバーできるとアピールしている。
これまでに、FDDのNR方式およびサブGHz帯でNR方式を導入した移動体通信事業者はなく、いずれもT-Mobile USAが初の商用化となる見込み。
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