スポンサーリンク

台湾で5G向け周波数の割当が完了、5社の5G向け周波数が確定



台湾の政府機関で電気通信分野の規制を司る国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)は第5世代移動通信システム(5G)向け周波数の割当先を決定する周波数オークションを完了した。

第1段階と第2段階の2段階構成で実施しており、第1段階では取得する周波数と帯域幅を確定し、第2段階で周波数範囲を確定する工程となった。

第1段階は2019年12月10日から2020年1月16日まで実施し、第2段階は2020年2月21日に実施および同日に終了しており、これで台湾における5G向け周波数の割当先が確定したことになる。

なお、参加者は既存の台湾の移動体通信事業者(MNO)であるChunghwa Telecom (以下、中華電信)、Far EasTone Telecommunications (以下、遠傳電信)、Taiwan Mobile (以下、台湾大哥大)、Taiwan Star Telecom (以下、台湾之星電信)、Asia Pacific Telecom (以下、亞太電信)の5社のみで、新規参入はなかった。

対象の周波数はサブ6GHz帯の1.8GHz帯および3.5GHz帯、ミリ波(mmWave)の28GHz帯であるが、1.8GHz帯はすべての参加者が取得を見送り、3.5GHz帯と28GHz帯の割当先が決まった。

すべての工程を終了した段階で、参加者が割当を確定した5G向け周波数は下記の通りである。

3300~3340MHz (40MHz幅):台湾之星電信
3340~3420MHz (80MHz幅):遠傳電信
3420~3510MHz (90MHz幅):中華電信
3510~3570MHz (60MHz幅):台湾大哥大
27900~28500MHz (600MHz幅):中華電信
28500~28900MHz (400MHz幅):遠傳電信
28900~29300MHz (400MHz幅):亞太電信
29300~29500MHz (200MHz幅):台湾大哥大

5Gの通信方式としては各社ともNR方式を導入する見込み。

NR Bandは3.5GHz帯がn77またはn78であるが、世界的に主流のn78を導入する可能性が高く、28GHz帯はn257となる。

なお、規定では1の参加者あたりの取得できる最大の帯域幅は1.8GHz帯が10MHz幅*2、3.5GHz帯が100MHz幅、28GHz帯が800MHz幅に設定されていたが、いずれの周波数も上限まで確保した参加者はなかった。

国家通訊伝播委員会

スポンサーリンク

コメントを残す









  • follow us in feedly
  • Recent Entries


  • スポンサーリンク

    Instagram



  • Amazonアソシエイト

  • SNS

  • Calendar

    2023年9月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
  • Archive

  • Select Category

  • LINK