HUAWEI P40 lite 5GとなるCDY-NX9Aが技適通過、4者の5G帯域に対応
- 2020年06月05日
- Android関連
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報が更新された。
中国のHuawei Technologies (華為技術)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「CDY-NX9A」が2020年5月13日付けでCertificate Technical Support Center (認証技術支援センター)の認証を通過したことが分かった。
工事設計認証番号は018-200117。
モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) 4500(n79)/3700(n77)/3500(n78) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/900(B8)/ 800(B18/B19/B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII)/800(VI/XIX) MHzで認証を受けている。
Bluetoothや無線LANの周波数でも通過している。
無線LANは2.4GHz帯に加えて5GHz帯の利用も可能で、規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応することが分かっている。
CDY-NX9AはHUAWEI P40 lite 5Gの型番となり、すでに日本向けに発表されている。
日本ではSIMロックフリーのスマートフォンとして2020年6月19日に発売する予定である。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応しており、日本の認証ではn79が4500~4600MHz、n77が3600~4100MHz、n78が3600~3800MHzで認証を受けた。
日本では移動体通信事業者(MNO)に対して5G向けにサブ6GHz帯とミリ波(mmWave)の周波数が割当されており、そのうちサブ6GHz帯はNTT DOCOMOが3600~3700MHzでn78、4500~4600MHzでn79、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が3700~3800MHzでn78、4000~4100MHzでn77、SoftBankが3900~4000MHzでn77、Rakuten Mobile (楽天モバイル)が3800~3900MHzでn77を導入もしくは導入を予定している。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは地域ごとに連携する1の者として周波数の割当を受けており、CDY-NX9Aはミリ波こそ非対応となるが、サブ6GHz帯では4者の5G向け周波数に対応することになる。
サブ6GHz帯ではローカル5Gにn79の4600~4900MHzを割当する方向で制度の整備が進められているが、ローカル5Gの周波数では認証を受けていない。
なお、認証業務を実施したCertificate Technical Support Centerは技術基準適合証明の事業を行う者として、総務大臣の登録を受けた登録証明機関である。
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