楽天モバイル、RCPの国際展開に向けてシンガポールに拠点を開設
- 2020年06月30日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル:RMI)はシンガポールに拠点を開設したと発表した。
Rakuten Communications Platform (RCP)の国際展開などに向けて、Rakuten Mobileの完全子会社としてシンガポールでRakuten Mobile Singapore (RMSG)を設立したという。
Rakuten Mobileが移動体通信事業者(MNO)として展開する携帯通信サービスにおける国際サービスの提供拠点として機能するほか、Rakuten Communications Platformの開発センターおよびグローバルにおける販売やマーケティングの本社として機能する。
正式な商号はRakuten Mobile Singapore Pte. Ltd.で、資本金は328,113,575シンガポールドル(約253億7,253万円)となっている。
設立日は2019年10月2日で、営業開始日は2020年4月8日である。
Rakuten Mobile SingaporeはRakuten Mobileが移動体通信事業者として提供する携帯通信サービスにおける国際電話サービスおよび国際アウトローミングの提供主体であるため、Rakuten Mobileが移動体通信事業者として携帯通信サービスを商用化した2020年4月8日が営業開始日となるが、それだけではなくRakuten Mobileが開発を進める第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)のモバイルネットワークを提供するコンテナプラットフォームであるRakuten Communications Platformをグローバルで展開するための拠点となる。
また、Rakuten MobileはRakuten Communications Platformの販売やマーケティングの拠点として米国のカリフォルニア州にも子会社の設立を計画しており、米国で設立する予定の子会社は米国をはじめとする米州地域におけるRakuten Communications Platformを展開するための拠点として機能する予定という。
Rakuten Mobileは完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークを構築するシステムをRakuten Communications Platformとしてプラットフォームサービスを展開する計画である。
Rakuten Mobileが保有する仮想化モバイルネットワークの構築技術やそれに関連する知見、ネットワーク運用システム、ビジネス支援システム(BSS)、エッジコンピューティング技術や仮想ネットワークの管理方法などを集約させた5Gネットワーク用のクラウドプラットフォームとなり、世界の通信事業者が仮想化ネットワークを構築するためのソリューションとして展開する。
通信事業者の需要に応じた機能を提供する予定で、Rakuten Communications Platformを導入した通信事業者は高い水準の機能を迅速かつ容易に利用できるとしている。
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