フィリピンのGlobe Telecomがモバイル向け5Gを2020年Q3に開始へ
- 2020年07月10日
- 海外携帯電話
フィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるGlobe Telecomは携帯通信用途の第5世代移動通信システム(5G)を2020年第3四半期に導入すると明らかにした。
Globe Telecomは2019年7月27日に固定通信用途でNR方式に準拠した5Gサービスを商用化したが、携帯通信用途では5Gサービスを提供していない。
携帯通信用途でも5Gサービスを提供するために5Gネットワークの構築を進めており、2020年第3四半期中に携帯通信用途でも5Gサービスの提供を開始する計画という。
5Gネットワークはマニラ首都圏のマカティ市およびタギッグ市のボニファシオ・グローバル・シティ地区の中心業務地区で重点的に整備を進めており、最初の携帯通信用途の5Gサービスの提供エリアとなる予定である。
2020年中にほかのマニラ首都圏の都市にも5Gネットワークの整備を順次拡大する計画で、マニラ首都圏以外の都市では2021年以降に整備を開始する方針を示している。
携帯通信用途の5Gサービスに対応する携帯端末として5Gに対応したスマートフォンの取り扱いも開始しており、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI Mate 30 Pro 5G、HUAWEI P40、HUAWEI P40 Pro、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 Ultraの取り扱う。
HUAWEI Mate 30 Pro 5G、HUAWEI P40、HUAWEI P40 Proは出荷状態から5Gにに対応しており、Samsung Galaxy S20 Ultraはソフトウェアのアップデートを通じて5Gに対応する予定で、Samsung Galaxy S20 Ultraに対してはSamsung Electronicsが近くソフトウェアのアップデートを提供するという。
また、Huawei Technologies製のHUAWEI nova 7 SE 5Gの取り扱いも近く開始することが決まっている。
5Gの通信方式はNR方式を採用し、ノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、NR BandはFR1のn78となる。
通信設備は中国のHuawei Technologiesより調達している。
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