NTTドコモが2020年度Q1の業績を発表、5G加入件数は約15万件に
- 2020年08月04日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは2020年度(2021年3月期)第1四半期の業績を発表した。
2020年6月30日に終了した3ヶ月間となる2020年度第1四半期の営業収益は前年同期比5.2%減の1兆981億5,100万円、営業利益は前年同期比0.7%増の2,805億3,600万円、NTT DOCOMOの株主に帰属する当期純利益は前年同期比1.5%増の1,952億8,100万円となった。
2020年度第1四半期の業績の発表に伴い、2020年6月30日時点の事業データが公開されている。
携帯電話サービスの契約数は前年同期比2.2%増の約8,061万5,000件である。
このうち、通信方式別の内訳も開示されており、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠した5Gサービスは約14万9,000件、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に準拠したLTE(Xi)サービスは前年同期比8.9%増の約6,239万7,000件、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式に準拠したFOMAサービスは前年同期比16.4%減の約1,806万9,000件となっている。
したがって、通信方式別の比率は5Gサービスが約0.18%、LTE(Xi)サービスが約77.40%、FOMAサービスが約22.41%となる。
端数処理の関係上から合計値は100%とはならない点を留意しておきたい。
なお、NTT DOCOMOは2020年3月25日に5Gサービスを商用化しており、FOMAサービスは2026年3月31日に提供を終了することが決定している。
携帯電話サービスの契約数のうちスマートフォンおよびタブレットの利用数は前年同期比3.1%増の約4,215万となり、スマートフォンおよびタブレットの利用率は約52.3%となった。
2020年度第1四半期の携帯端末販売数は前年同期比32.3%減の約400万8,000台で、そのうち新規販売数が前年同期比23.7%減の約204万6,000台となり、前年同期比で大幅に減少した。
また、スマートフォンおよびタブレットの販売数は前年同期比37.6%減の約214万9,000台で、そのうちタブレットは前年同期比53.4%減の約16万2,000台で、特にタブレットの減少が顕著である。
2020年度第1四半期の総合ARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年同期比0.6%増の4,800円に上昇し、そのうちモバイルARPUが前年同期比0.7%減の4,250円、ドコモ光ARPUが前年同期比12.2%増の550円となった。
2020年度第1四半期のMOU (1回線当たり月間平均通話時間)は前年同期比12.3%増の146分で、2020年度第1四半期は音声通話の需要が増大したことが分かる。
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