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楽天モバイル向け5GスマホRakuten ZR01が技適通過、自社ブランドの可能性も



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報が更新された。

Rakuten Mobile (楽天モバイル)製のNR/LTE/W-CDMA端末「ZR01」が2020年4月27日付けでBureau Veritas Japanを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は022-200031。

モバイルネットワークはNR (TDD) 3700(n77) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 800(B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I) MHzで認証を受けている。

Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。

無線LANは2.4GHz帯に加えて5GHz帯も利用できる。

ZR01は未発表端末の型番である。

これまでに、Bluetooth SIGの認証を通過しており、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応したスマートフォンとなることが分かっている。

Bluetooth SIGの認証では申請者が中国のZTE (中興通訊)で、ZTEが製造を担当することが判明している。

工事設計認証ではZTEではなくRakuten Mobileが申請者であるため、Rakuten Mobile向けとなることが確定しており、さらにRakuten Mobileが自社ブランドで展開する可能性も考えられる。

また、工事設計認証ではNR方式の周波数は3600~4100MHzで認証を受けた。

Rakuten Mobileは5G向け周波数として総務省よりサブ6GHz帯では3.7GHz帯の100MHz幅、ミリ波(mmWave)では28GHz帯の400MHz幅の割当を受けたが、ZR01はサブ6GHz帯に対応する模様である。

なお、NR (TDD) 3700(n77) MHzが内包するNR (TDD) 3500(n78)やLTE (FDD) 800(B26) MHzが内包するLTE (FDD) 800(B18/B19) MHzに対応する可能性もある点は留意しておきたい。

Rakuten Mobileは総務省に提出した開設計画では2020年6月に5Gサービスの提供を開始する予定を示していたが、3ヶ月ほどの延期の見通しを発表しており、2020年9月頃に5Gサービスを商用化すると思われる。

総務省 電波利用ホームページ

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