中国の立訊、Apple製品の製造工場を新設
- 2020年09月17日
- Apple関連
中国のLuxshare Precision Industry (立訊精密工業)は米国のApple向けの製品を製造する新たな工場を開設したことが分かった。
Appleはスマートウォッチの新機種としてApple Watch Series 6などを発表したが、各種認証で公開された情報から、Apple Watch Series 6は中国のLuxshare iTech (Zhejiang) (立訊智造(浙江))が所有および運営する工場で製造を行うことが判明した。
Luxshare iTech (Zhejiang)は2019年4月8日に設立された企業である。
Luxshare Precisioin Industryの完全子会社として設立されており、登録資本金は7億3,000万人民元(約113億2,078万円)となっている。
所在地は浙江省嘉興市であるため、嘉興市で工場を運営することも分かる。
設立後に初めて製造した製品がApple Watch Series 6のGPS + CellularモデルおよびGPSモデルとなるため、Apple向けの製品を製造するために新たな工場を開設した可能性が考えられる。
Luxshare Precisioin Industryとしては初めてApple Watchシリーズのスマートウォッチの製造を受注しており、完全子会社を通じて製造することになる。
これまでに、Luxshare Precisioin Industryは台湾のWistron (緯創資通)より中国のWistron InfoComm Manufacturing (Kunshan) (緯新資通(昆山))を取得することで当事者間で合意に達している。
Wistron InfoComm Manufacturing (Kunshan)はApple iPhoneシリーズのスマートフォンを製造した実績を有する工場を所有および運営しているため、Wistron InfoComm Manufacturing (Kunshan)の取得に伴いApple iPhoneシリーズのスマートフォンの製造にも参入する可能性が高まっている。
Luxshare Precisioin Industryの動向からApple向け製品の製造の受注を拡大する方針と思われる。
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