楽天モバイルとサウジアラビア政府系のstc、覚書を締結
- 2020年10月13日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)とサウジアラビアの移動体通信事業者(MNO)でstcとして展開するSaudi Telecom Companyは移動体通信技術分野における協力を目的とした覚書を締結したと発表した。
Rakuten MobileとSaudi Telecom Companyはクラウドネットワークを提供する自律型デジタルプラットフォーム、OpenRANの展開オプション、運用モデル、ビジネス価値の実現など様々な技術領域で協力する機会を模索する計画である。
また、Rakuten MobileとSaudi Telecom Companyはオープンな技術を通じたモバイルネットワークサービスの提供を加速し、無線インフラストラクチャの革新を促進すると説明している。
新しいOpenRANモバイルアクセス技術は多くのリアルタイムサービスの品質を向上させることを約束するという。
Rakuten MobileはRakuten (楽天)の完全子会社で、2020年4月8日に移動体通信事業者として携帯通信サービスを商用化した。
2020年9月30日の15時30分からは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠した5Gサービスも提供している。
Saudi Telecom Companyはサウジアラビア政府が所有する公共投資ファンド(Public Investment Fund:PIF)が所有するサウジアラビア政府系の移動体通信事業者である。
サウジアラビアのほかに複数の国で移動体通信事業者として事業を展開しており、バーレーンでは子会社のstc Bahrain、クウェートでは子会社のKuwait Telecommunications Companyを通じて事業を行い、マレーシアの移動体通信事業者であるMaxis Broadbandにも資本参加しているほか、エジプトやエチオピアでは参入を検討していることが分かっている。
Saudi Telecom Company、stc Bahrain、Kuwait Telecommunications Companyは早期に5Gサービスを導入しており、いずれも2019年6月中に5Gサービスを商用化した。
余談ではあるが、筆者が最初に5Gサービスを契約した移動体通信事業者がSaudi Telecom Companyである。
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