NTTドコモ、5Gエリアマップの表示色を変更
- 2021年11月30日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは公式ウェブサイトに掲載している第5世代移動通信システム(5G)のエリアマップの表示色を変更した。
NTT DOCOMOは5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスを瞬速5Gとして提供している。
これまで、エリアマップでは5Gエリア(ミリ波)が赤橙色、5Gエリア(Sub6)が赤色、LTEエリアが橙色となっていた。
表示色を変更後は5Gエリア(ミリ波)が紫色、5Gエリア(Sub6)が赤色を維持、LTEエリアが黄色となった。
変更前は同系色を使用していたため、分かりづらいエリアも存在したが、変更後は判別が容易となっている。
なお、NR方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。
NR方式の周波数は5Gエリア(ミリ波)が28GHz帯、5Gエリア(Sub6)が3.7GHz帯と4.5GHz帯である。
5Gエリア(Sub6)では3.7GHz帯と4.5GHz帯のいずれか一方の周波数を運用する場合と、両方の周波数を運用する場合があり、4.5GHz帯のみを運用する場合も多い。
3.7GHz帯は無線局免許の取得前に干渉検討が必要で、干渉検討には数ヶ月を要する。
また、3.7GHz帯の無線局免許は個別免許を取得する必要があるが、干渉検討が不要な4.5GHz帯は包括免許に基づき基地局を開設できるため、4.5GHz帯は3.7GHz帯より5Gの整備で活用しやすい周波数となっている。
特に筆者が拠点とする関西地方で確認する限り、5Gのマクロセル局は4.5GHz帯で整備することが多い状況である。
NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn78、4.5GHz帯がFR1のn79、28GHz帯がFR2のn257である。
n78とn79はそれぞれ帯域幅が100MHz幅の1搬送波で、28GHz帯は帯域幅が100MHz幅の4搬送波を運用しており、4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)を適用して400MHz幅で通信する。
また、n78とn79のキャリアアグリゲーション(CA)も導入している。
スポンサーリンク