複数の端末が楽天モバイルの700MHz帯で技適通過
- 2023年12月01日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)が新たに割当を受けた周波数で複数の端末が電波法に基づく工事設計認証を受けていることが分かった。
Rakuten Mobileは2023年10月23日付けで700MHz帯における移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画の認定を受けたことに伴い715~718MHzおよび770~773MHzの割当を受けた。
端末側の送信では715~718MHzを使用する。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波利用ホームページを通じて電波法に基づく技術基準適合証明などを受けた機器の情報を掲載している。
2023年12月1日までに電波利用ホームページで反映した情報を参照すると、通信モジュールなどを除く一般消費者向けの端末としては中国のHuawei Device (華為終端)製のARC-AL00およびBTK-AL09が新たにRakuten Mobileが割当を受けた周波数で工事設計認証を受けている。
いずれもRakuten Mobileが新たに割当を受けた周波数では帯域幅が3MHz幅、中心周波数が716.5MHzで動作する。
なお、ARC-AL00はHUAWEI WATCH 4の型番で、日本では2023年11月24日に販売を開始した。
BTK-AL09はHUAWEI MatePad 11.5-inchのLTEモデルの型番で、日本向けには正式に発表しておらず、日本で発売する計画と思われる。
2023年8月29日付けで公布および施行した電波法施行規則等の一部を改正する省令(令和5年総務省令第67号)では省令の改正前に718~748MHzで送信する端末であって無線設備の条件に適合するとして工事設計認証を受けて技適マークが付されている端末で、変更の工事を行わず715~718MHzで送信する端末は、無線設備の条件に適合かつ技適マークが付されているものとしてみなすと規定している。
そのため、省令の改正前に718~748MHzで工事設計認証を受けた端末で変更の工事を行わない場合はRakuten Mobileの700MHz帯に対応するために工事設計認証を改めて受ける必要はない。
省令の改正後に新たに工事設計認証を受ける端末でRakuten Mobileの700MHz帯に対応する場合は715~718MHzでも工事設計認証を受けることになる。
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