スポンサーリンク

NTTドコモとNECの合弁会社OREX SAI、カンボジアでOpen RAN実証



NTT DOCOMOの子会社であるOREX SAIはカンボジアでOpen RANの展開に向けた実証を行うことが分かった。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)がカンボジアにおける4G Open RANの展開に向けた実証の請負として一般競争入札で物品および役務の調達を試み、OREX SAIが落札した。

落札価格は1億8,100万円である。

入札および開札の日時は2024年9月25日の14時で、2024年9月25日に落札が決定している。

OREX SAIは第4世代移動通信システム(4G)の技術を用いてカンボジアでOpen RANの展開に向けた実証を進めることになる。

履行期限は2025年3月31日に設定しているため、2025年3月31日までにはカンボジアでOpen RANの展開に向けた実証を完了する見込みである。

OREX SAIはNTT DOCOMOとNEC Corporation (日本電気)の合弁会社で、出資比率はNTT DOCOMOの完全子会社であるNTT DOCOMO GLOBALが66%、NEC Corporationが34%となっている。

NTT DOCOMOが株式の過半を保有しており、NTT DOCOMOの子会社となる。

なお、カンボジアには移動体通信事業者(MNO)が多いが、Cellcardとして携帯通信事業を行うCamGSM、Metfoneとして携帯通信事業を行うViettel (Cambodia)、Smart Axiata、yes 018として携帯通信事業を行うSouth East Asia Telecom (Cambodia)、Cootelとして携帯通信事業を行うXinwei (Cambodia) Telecomの5社まで減少した。

いずれもOpen RANを導入した実績はない。

基地局を構成する無線装置のベンダはCamGSMが中国のHuawei Technologies (華為技術)、中国のZTE Corporation (中興通訊)、フィンランドのNokia Solutions and Networks、Viettel (Cambodia)がHuawei Technologies、Smart AxiataもHuawei Technologies、South East Asia Telecom (Cambodia)がZTE Corporation、Xinwei (Cambodia) Telecomが中国のBeijing Xinwei Technology Group (北京信威科技集団)である。

カンボジアは中国のベンダが支配的な状況となっている。

総務省としてはカンボジアの携帯通信網の近代化に協力することで、日本のプレゼンスの向上を目指していると思われる。

スポンサーリンク

コメントは受け付けていません。









  • follow us in feedly
  • Recent Entries


  • スポンサーリンク

    Instagram



  • Amazonアソシエイト

  • SNS

  • Calendar

    2024年10月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031  
  • Archive

  • Select Category

  • LINK