NTTドコモと香港の3 Hong Kongが相互にVoLTE国際ローミングの試験を完了
- 2015年12月29日
- docomo-総合
香港特別行政区の移動体通信事業者で3 Hong Kongブランドで展開するHutchison Telecommunications Hong Kong Holdings(和記電訊香港控股:HTHKH)は日本の移動体通信事業者であるNTT docomoと相互にVoLTE国際ローミングの試験を完了したことを発表した。
Hutchison Telecommunications Hong Kong HoldingsとNTT docomoは3GPPで規定されているVoLTEローミング方式であるS8HR(S8 Home Routed)方式を採用している。
S8HR方式は在圏網にIMS装置が不要であり、在圏網のIMS機能に依存することなくホーム網のIMS装置を用いてVoLTEローミングの提供が可能となる。
そのため、S8HR方式の採用により早期にVoLTEローミングの提供を実現するとのことである。
このHutchison Telecommunications Hong Kong HoldingsとNTT docomoによる試験内容が商用化されることになれば、Hutchison Telecommunications Hong Kong Holdingsの顧客は日本で、NTT docomoの顧客は香港特別行政区で国際ローミングにおけるVoLTEを利用できるようになる。
なお、NTT docomoと韓国の移動体通信事業者であるKTは世界で初めて二国間で相互にVoLTE国際ローミングを商用化しており、S8HR方式を採用して実現している。
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