NTTドコモがLPWA対応IoTゲートウェイ機器の実証実験を開始
- 2016年11月16日
- docomo-総合
NTT DOCOMOはLow Power Wide Area (以下、LPWA)に対応したIoTゲートウェイ機器を開発し、実証実験を開始すると発表した。
LPWAはIoTに最適な無線技術とされており、センサをはじめとする様々なIoT機器から取得した情報をLPWA通信で集約し、低カテゴリLTE通信でクラウドへ送信可能とするLPWA対応のIoTゲートウェイ機器を開発したという。
なお、低カテゴリLTE通信は3GPPが規定するLTE UE Category 1、LTE UE Category M1、LTE UE Category NB1を指しており、LTE通信で低速通信ながら低消費電力を実現するカテゴリで、IoT機器での利用が期待されている。
LPWA対応のIoTゲートウェイ機器を対象としてIoT機器からLPWA対応のIoTゲートウェイ機器までの通信距離を数kmとする広域通信や、さらにLPWA対応のIoTゲートウェイ機器1台に対するIoT機器の接続台数を100台規模とする大量接続について検証するほか、電池駆動で10年以上の長期稼働を実現するためLTE UE Category 1やそれに省電力技術のeDRXを組み合わせた構成、LTE UE Category M1、LTE UE Category NB1を活用し、省電力への効果も確認するとのことである。
IoT機器から情報を集約するためのLPWA通信には複数の規格があるが、LPWA通信を含む異なる規格の複数の無線通信からの情報を自営網として構築したネットワーク内で集約し、低カテゴリLTE通信で公衆網にてクラウドへ情報を送信可能なIoTゲートウェイ機器の有用性および実現性を検証するとしている。
NTT DOCOMOは実証実験を通じてLPWA対応のIoTゲートウェイ機器に適用可能な低カテゴリLTE通信技術を2017年度中にNTT DOCOMOのネットワークで導入することを目指すという。
実証実験の概要は横須賀リサーチパーク(YRP)内のDOCOMO R&D Center (YRP)で2016年11月17日から2016年11月18日まで開催するDOCOMO R&D Open House 2016で出展予定とのことである。
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