Googleがロシア連邦反独占庁に制裁金を支払う
- 2017年05月13日
- Android関連
米国のGoogleはロシアの政府機関で競争関連法令の運用を管轄するFederal Antimonopoly Service of the Russian Federation (連邦反独占庁:以下、FAS Russia)に対して制裁金の支払いを完了した。
FAS Russiaはロシアにおける検索エンジン大手のYandexがGoogleの違反行為を訴えたことで、Googleを対象とした調査を実施していた。
調査の結果、GoogleはOSにAndroidを採用した端末でGoogle Play Storeを利用する条件として検索エンジンを含めたGoogleサービスのアプリケーションを一括でプリインストールするよう要求したほか、標準でGoogleサービスをアクセスしやすい位置に配置し、さらに検索結果でGoogleサービスを優先的に表示したことが確認されている。
FAS RussiaはGoogleの行為が競合他社のサービスを排除して消費者の選択肢を奪い、競争保護法の第10条で定める支配的地位の濫用禁止に違反すると判断し、制裁金の支払いを命じた。
GoogleとFAS Russiaは裁判で争ったが、モスクワ市仲裁裁判所はFAS Russiaの主張を認め、2017年4月17日にはGoogleとFAS Russiaが和解に達してGoogleが制裁金を支払うことが決まった。
Googleが支払った制裁金は4億3,806万7,400ロシアルーブル(約8億6,978万円)である。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。