インドにおける2017年Q2のスマホ出荷台数はサムスン電子が1位、小米が大幅成長で2位
- 2017年07月27日
- 海外携帯電話
シンガポールの調査会社であるCanalysはインドにおける2017年第2四半期のスマートフォン出荷台数に関する調査結果の一部を公表した。
インドにおける2017年第2四半期のスマートフォン出荷台数は前年同期比4%減の約2,700万台となった。
メーカーおよびブランド別では、1位が韓国のSamsung Electronicsで占有率は約25%で、出荷台数は前年同期の約650万台から約675万台に増加した。
Samsung Galaxy Jシリーズの低価格帯のスマートフォンが1位の維持に貢献しているという。
2位が中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)で前年同期の100万台強から約480万台と大幅な成長を記録し、トップのSamsung Electronicsを猛追している。
3位が中国のvivo Mobile Communication (維沃移動通信)で前年同期の約70万台から約340万台と大幅に出荷台数を伸ばし、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (広東欧珀移動通信)は抜いたものの、Xiaomi Communicationsも大幅な成長を記録したため3位にとどまった。
4位はGuangdong OPPO Mobile Telecommunicationsで、前年同期の約90万台から約240万台に増加して中国のLenovo (聯想)を抜いたが、vivo Mobile Communicationsには抜かれた。
5位はLenovoで前年同期の約180万台から約190万台と小幅な増加にとどまり、大幅な成長を見せるXiaomi Communications、vivo Mobile Communication、Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsに抜かれて順位を落としている。
なお、Lenovoには同社傘下で米国のMotorola Mobilityが含まれると思われる。
トップ5には入っていないが、中国のGionee Communication Equipment (深圳市金立通信設備)もインドで積極的にスマートフォンを展開しており、Xiaomi Communications、vivo Mobile Communication、Guangdong OPPO Mobile Telecommunications、Lenovo、Gionee Communication Equipmentの中国勢だけで占有率は50%以上となっている。
過去にはインドのメーカーやブランドがトップ5の常連であったインドのスマートフォン市場であるが、中国企業の台頭によりインド企業は完全に勢いを失っている。
なお、インドでは2017年7月1日より物品・サービス税(GST)を導入しており、スマートフォンの出荷台数が減少するなど2017年第3四半期はスマートフォン市場に悪影響を与えると見込まれている。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。